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元旦の読書__南洲の教えに学ぶ [和尚生活]

新しい一年がはじまった。

元旦の今日、やはり気分的にも前向きになるような
読書をしようと思い、選んだ一冊がこれ。

人生の王道  西郷南洲の教えに学ぶ

人生の王道 西郷南洲の教えに学ぶ

  • 作者: 稲盛 和夫
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2007/09/20
  • メディア: 単行本

心が洗われる。

元旦から、西郷隆盛の教えを稲盛氏が噛んで
ふくむように解説してくれる。

これぞ、まさに元旦の至福のひとときである。

せっかく読んで感じたことを即実行に移したい。
その備忘録として、ここにその教えを記しておきたい。

■無私

 人の上に立つリーダーは
 私利私欲を捨てて
 正道を歩め

 成功すればするほど、
 偉くなればなるほど、
 謙虚に振る舞う

 自分が最も損な役を引き受けるという
 勇気がなければ、
 上に立ってはならない

 人材登用の鍵は
 人間の成長を信じること

■試練

 辛酸、苦難を乗り越え、
 志を立てる

 辱めを受けそれに耐えたとき、
 人は悟りに近づく

 後方で作戦を練るよりも
 最前線で戦う

 謙虚な心で
 人の意見に耳を傾ける

 優れた経営者は
 「理」に照らして「情」に生きるような
 両極端を併せ持つ

■利他

 欲を離れること、
 誠を貫くこと、
 人に尽くすこと

 誠は天の道なり。
 これを誠にするは人の道なり。

 成功するよりも
 成功を持続させる方が難しい

 人材は君子だけでなく、
 小人を使ってこそ大きな仕事ができる

 目立たないが
 徳を備えた人物をトップに据える

 名声を欲張る、地位を欲張る、財産を欲張る
  ――己を愛するのは善からぬことなり

■大義

 「敬天愛人」
  ――天を敬い、人を愛する。

 策略で勝ち得た成功は
 長続きしない

 「動機善なりや、私心なかりしか」
 を常に問う

■大計

 思いつきの施策では
 国が危うくなる

 明確なビジョンを
 打ち出す

 リーダーは
 日本国の大計を示すべきだ

■覚悟

 「命もいらず、名もいらず、
  官位も金もいらぬ人」

 欲で動かない人は
 誠、仁、義で動く

 国民を富ませる努力こそ
 国を本当に豊かにする

■王道

 正道を踏んで
 勇気をもって交渉に当たれ

 世界で尊敬される
 上質な素封家国家の道を歩け

 「富国有徳」の国を
 日本はめざすべき

■真心

 純粋な真心をもつ
 至誠の人になれ

 才識だけを振りかざしても、
 誠の心がなければうまくいかない

■信念

 ルールや制度を整備しても
 不正はなくならない

 人生・仕事の結果
 =考え方 × 熱意 × 能力

 経営はトップの器で決まる

 知識を見識へ、
 見識から胆識へ

 胆識をもたらすものは、
 勇気だ

■立志

 すべては
 「思う」ことから始まる

 誠の道を踏み行えば
 角が立つ

 みんなが正道を
 踏まなければならない

■精進

 一心不乱に働くことによって
 魂は磨かれる

 人生とは魂を磨くために与えられた、
 ある一定の時間と場所

 経営とは
 地道な努力の積み重ねの結果

 常に自分を反省し、
 ど真剣に生きる

■希望

 乞食の身になることで
 己を知る

 他によって生かされている己

 地獄と極楽は
 
人の心の違いにあり

 風呂は五右衛門、
 
酒は焼酎、
 膳は一汁一菜。
 それをありがたく味わい、
 心地よい疲れを癒しながら
 ゆったりとする。

 今日一日に感謝し、
 心を鎮め、
 また明日も懸命に生きようと
 気持ちを新たにする。

 波瀾万丈の人生の節々で、
 心に何を思い、何を行うかによって、
 運命は大きく変えることができる

合掌


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