10年前の手帳 [和尚生活]
最近、天候が安定しない。
先週は、ずっと大雨や雷の注意報が出ていたのだが、
うまい具合に雷雨に遭遇せずに済んだ。
だが、今日はまともな雷雨に見舞われた。
あたりが真っ白になるほどの大雨だった。
かつて建設現場で工事管理の仕事に従事していたとき、
こんな雨が降れば、現場のパトロールや発注者への報告など、
ピンと張り詰めた緊張感が走ったことを思い出す。
学生時代に山登りをしていたときも、こんな荒れた天候の中で、
目的地に向うか、引き返すか、これまた緊張感のなかで
大自然と対峙していた気がする。
より自然に近いところでの生活が、人間という動物の本能を
呼び起こすのかもしれない。
このいつもとは異なる自然の気配・・・
緊張感とともに、実は一種の安堵感のようなものが芽生える
不思議な感覚が自分の中にある。
大雨であたりの雑音がかき消され、雨音の中で
バッハの「マタイ受難曲」(カールリヒター指揮)を
大音響にして聞いた。
- アーティスト: リヒター(カール), ミュンヘン・バッハ(合), テッパー(ヘルタ), ヘフリガー(エルンスト), ミュンヘン・バッハ管弦楽団, バッハ, ゼーフリート(イルムガルト)
- 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
- 発売日: 1991/09/25
- メディア: CD
荘厳な雰囲気に包まれて、いま大自然との接点を
音楽と雨音に見い出している。
バロック音楽を聞き出したのが、いまから10年ほど前。
そのころ、私は本当に大自然に包まれた環境の中で、
充実した毎日を送っていた。
今度はバッハの無伴奏チェロ組曲を聴きながら、
10年前の手帳を引っ張り出してみた。
6月1日(日)
朝、亀尾島(きびじま)川と大栃川の出合であまご1(大)
午後は家族で大滝鍾乳洞へ
6月14日(土)
六厩川 あまご2、いわな2
平瀬温泉下(庄川) 0(ちっちゃい、やまめばかり)
庄川、新淵 やまめ1 いわな1
庄川と御手洗川の合流点で雷雨(中断) やまめ1 ます2
6月20日(金)
名古屋で学会発表。
台風7号通過。
6月22日(日)
弓掛川 いつもの谷 金山~小川地区 あまご11 いわな3
和良村(土京温泉)~岩屋ダム~金山の森~明宝豆腐屋
6月29日(日)
牛道川 いわな10 あまご10
・・・
雨も峠を越したようである。
10年後に、いまの自分を振り返ってみて、
充実した日々だったといえるよう、
毎日を精一杯生きたいと思う。
いい気分転換の雷雨であった。
------------------------------------------------------------------
<和尚のひとりごと>
★★★ 静けさの中で・・・ ★★★
<キーワード>
・たまには雨もいい
・6月の渓流釣りは最高!
・大自然に包まれて
------------------------------------------------------------------
コメント 0