祖母の三回忌 [祈り]
今日はこれから祖母の3回忌にため、
実家に家族で向かう予定である。
祖母がなくなってもう2年もたつのかと、
改めて時の立つ早さに驚いている。
思えば、2年前の9月、母とのオーストラリア・パースの旅から
日本に戻ってきた直後、祖母はその98年の人生を閉じたのである。
今、生きていれば、100歳か・・・
今日はごくごく身内だけで、供養をして、会食する。
わが家族が実家において一堂に会するのは、
実に久しぶりである。
昨年の一周忌の時は、子供の受験などと重なり、
結局全員参加というわけに行かなかった。
また、上さんの方も母親が亡くなったり、父親が衰弱したりで、
ほとんど私の方の実家には寄っていない状態だった。
結局、長男がちょくちょく、私と娘がたまに個別で実家に
立ち寄る程度で、家族揃って実家を訪問することが
なかったのである。
これはやはり親不孝なことであり、
やはり親不孝は良くない。
先日、北尾吉孝さんの「何のために働くのか」
という本を読んでいたら、こんな一節が出ていた。
中国のある皇帝が次の宰相を誰にするかと考えて、「あいつは
どうだろう」と側近に相談したのです。すると、その側近は
「あの人は駄目です。すぐ近くに母親が住んでいるのに、この
三年の間、家を訪ねたという話を聞いたことがありません。親に
孝を尽くせない者が、どうして君に忠することができましょうか」
と答えました。それを聞いた皇帝は「なるほど」と納得し、意中の
人物を宰相にするのをとりやめたということです。
孝というのは、信頼の基本となるものなのだと思います。
今日ぐらいは、精いっぱい親孝行をしてきたい。
------------------------------------------------------------------
<和尚のひとりごと>
★★★ 家族の絆 ★★★
<キーワード>
・般若心経を唱えよう
・一堂に会することはいいことだ
・北尾さんの本、良いです。心に沁みます。
------------------------------------------------------------------
コメント 0