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ヒルティの「幸福論」 [和尚生活]



久しぶりのブログ書き込みである。


前回のブログが、4月末だったから、
実に2ヶ月以上もブランクが空いてしまった・・・


久々のブログということで、
キーボードを叩くリズムがなかなかつかめない。


習慣というのは、恐ろしいものである。


すっかりブログへの書き込みモードが
錆びついてしまった感じだ。



さて、習慣という言葉で、ひとつ思い出したことがある。


それは、ヒルティの「幸福論」の冒頭部分に出てくる
「仕事の上手な仕方」という項のことである。

幸福論 (第1部) (岩波文庫)

幸福論 (第1部) (岩波文庫)

  • 作者: ヒルティ
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1961/01
  • メディア: 文庫



ヒルティは、仕事の仕方にもコツがあり、
それをのみこめば仕事はずっと楽になると説いている。


そのコツとは・・・

  ひとは誰でも生まれつき怠惰であるという欠点を自覚し、
  その怠惰をおさえて仕事に向かわせるもっとも効果的な
  手段として役に立つのが、「習慣の大きな力」である


というもの。


ヒルティは、この習慣的な勤勉を身につけるためのコツに
ついても続けて説いている。


  まず何よりも肝心なのは、
   思いきってやり始めること!
   事をのばさないこと!
   毎日一定の適当な時間を仕事にささげること!



ヒルティはさらに続ける。


  一番よいやり方は、比較的せまい範囲を完全に仕上げて、
  そのほかの広い範囲については本質的な要点だけに
  力を注ぐこと



  元気と感興とがなくなったら、それ以上
  しいて働き続けないこと
  (仕事をやめるのではなく、仕事を換えてみる)



  無益な活動に時間を費やさないように心掛ける
  (新聞を読みすぎる、くだらぬ政治活動など)



  精神的な仕事を容易にする最も有効な、
  とっておきの方法は・・・


   繰りかえすこと
   言い換えれば、いくどもやり直すこと


  である。


こうした連続性こそが、本当の仕事の理想なのである。
そして、継続性から得られる果実(仕事の報酬)は、
きわめて大きい。


  働きの徳は、働く人だけが真に楽しみと休養の味わいを
  知りうることである。先に働いていない休息は、
  食欲のない食事と同じく楽しみのないものだ。


  最も愉快な、最も報いられることの多い、
  その上最も安価な、最もよい時間消費法は、
  常に仕事である。



上記の「仕事」の部分を、「ブログへの書き込み」
という言葉に置き換えてみた。


ブログ配信の連続性、継続性・・・
まずははじめて、繰り返し、習慣化する。


納得である。そして、即実行!!(笑)


これからは配信頻度を元のペースに戻そうと思う。



最後にもうひとつ、ヒルティの至言を・・・



  未来は働く人のものであり、
  社会の主人はいかなる時代にも
  常に勤労である。



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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 習慣の大きな力を身につける! ★★★

 <キーワード>
   ・ひとは誰でも生まれつき怠惰なもの
   ・思いきってやりはじめよう!
   ・仕事のあとの充実感を味わおう!
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