SSブログ

善玉vs悪玉の構図 [関心事]

 


 今日で3連休もおしまい。

 とはいっても、休みの日でも仕事に明け暮れる私の生活では、
 世間の連休レジャーモードは遠い世界にある。

 が、何といっても休日は、電話によるアクセスがほとんどない
 のが何よりうれしい。

 その対応がないので、平日受けているストレスの
 半分以下という感じだ。


 さて、今日も読書タイムを普段より多めにとって、
 頭をリフレッシュした。


 今回読んだ本の中で、一番頭の中を刺激してくれた本は、
 これである。

出現する未来 (講談社BIZ)

出現する未来 (講談社BIZ)

  • 作者: P. センゲ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/05/30
  • メディア: 単行本


 内容の詳細には触れないが、普段漠然と感じている
 現代社会の疑問や不安、あるいは将来展望に新たな光を
 投げかけてくれる一冊である。


 この本の後半部分で、興味深い会話が載っている。

 「不安が多い時代には、単純なお話に飛びつきたくなる
  のが心配だわ」

 「善玉と悪玉という単純なお話を信じれば、目先の不安は
  和らぐかもしれない。でも、単純化し過ぎた物語ほど、
  今の私たちにとって危ないものはないわよね」

 この一節を読んだとき、ふと最近、話題になっている
 二つのニュースのことが頭に浮かんだ。

 それは、このところ世間を賑わせている、
 事故米の不正転売問題と大相撲の大麻問題である。

 事故米を不正転売した三笠フーズや
 大麻検査で陽性の判定が出た露鵬や白露山に
 世間というか、マスコミの集中砲火が浴びせられている。

 これでもか、これでもか、とバッシングされている。

 まさにバッシングされる側は全くの悪玉。
 それに対してバッシングする側のマスコミや消費者は
 全くの善玉。


 世の中、そんなに単純な構図なのだろうか。。。


 こんな善玉と悪玉の単純なお話ですましてしまうことの
 方が遥かに問題ではないのか。

 そんなことが頭に浮かんできた。


 なぜ、不正転売や偽装問題が繰り返しマスコミの話題を
 賑わすのか?

 なぜ、大相撲の不祥事がこれでもかこれでもかと
 とりざたされるのか?


 こうした問題を煽る背景にある社会や環境の変化こそ、
 私たちは恐れなければならないのではないか。


 この最近のお決まりのこのパターンは、中世の魔女狩りを
 連想させる。


 出現する未来は、私たちの考えや行動に委ねられている。

 であるなら、魔女狩りの呪縛から解き放たれるように、
 自らを律する必要があるのではないか。


 この本から、学ぶべきことがたくさんあるように思う。

 

 

 ------------------------------------------------------------------
 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 変化のために重要な点はただひとつ。
                  人の心を変えることだ ★★★

 <キーワード>
   ・全体から見る
   ・心で見る
   ・手放し、受け入れる
 ------------------------------------------------------------------

 


 


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

SMOOTHJAZZにハマル不惑から知命へ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。