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歴史と哲学 [和尚生活]




 また約1ヶ月ぶりの配信となった。


 この一ヶ月は、忙しさもさることながら、
 花粉症に悩まされる日々が続いていた影響が大きい。


 ようやくその症状も収束に向かいつつある。




 さて、先週は出張の連続で、いろいろ得るものがあった。


 月曜日の愛知を皮切りに、火曜日は新潟、水曜日は
 東京と地元埼玉を経て、木曜日の仙台、金曜日は広島~山口へ。


 金曜日の夜、自宅にたどり着いたのは24時を回っていた。


 それぞれの土地で、それぞれ頑張っている人たちがいる。


 それぞれ立場は違っているが、どの人も現状に満足できず、
 新しい地平を開きたいと思っている人がいる。


 このネットワークがいつしか有機的につながっていく。
 そう信じている。


 旅先でいろいろな本を読んだ。
 (まだ途中のものばかりだが・・・)


ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上)    新潮文庫

ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) 新潮文庫

  • 作者: 塩野 七生
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2002/05
  • メディア: 文庫



 ローマは一日にしてならずとはよく言ったものだ。
 比類なき大帝国を築きあげた古代ローマ。
 一千年にわたる興亡の物語は、まさに「ローマは一日にしてならず」である。

水滸伝〈1〉 曙光の章 (集英社文庫 き 3-44) (集英社文庫)

水滸伝〈1〉 曙光の章 (集英社文庫 き 3-44) (集英社文庫)

  • 作者: 北方 謙三
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2006/10/18
  • メディア: 文庫



 こちらは、十二世紀の中国、北宋末期の物語。
 世直しへの強い志を胸に、漢たちの戦いを描いた壮絶な物語である。
 生きるとは何か、そして信じることの素晴らしさを教えてくれる。



 こんな本を読みながら、いまの自分の行動の活力源としている。



 そして昨日は、久しぶりに叔父さんがわが家を訪問してくれた。
 一時は病気で元気をなくしていたが、このところは調子がよさそう。

 70歳を越して、いろいろなことにチャレンジしている
 叔父さんに元気をいただいた。


 歴史物の次は、哲学物にもチャレンジしたい。


 歴史、哲学、宗教、科学・・・・


 まだまだ読みたい本が山積みである。




 これって、幸せなことだと思う。





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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 千年の時 ★★★

 <キーワード>
   ・ネットワーク社会
   ・信じることから始まる
   ・熱い思い
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ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上)    新潮文庫

ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) 新潮文庫

  • 作者: 塩野 七生
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2002/05
  • メディア: 文庫


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三回忌の法要 [和尚生活]

 

 


 寒い日が続く。

 


 昨日は千葉の実家で義母の三回忌の法要を営んできた。

 房州・安房鴨川でも吹く風は冷たく、
 水仙の花も心なしか縮みこんでいるように見えた。


 法要、お墓参り、そして身内での会食。
 都会とは違い、三回忌の法要でもお坊さんや親戚、あるいは
 ご詠歌や近所の親しい人々で40人を超える集まりとなった。


 三回忌・・・早いもので2年が経過したことになる。


 この1年の出来事など、親戚同士で確かめ合う。
 病気になったり、子供が結婚したり、就職したり。
 やはり冠婚葬祭が中心の話題となる。


 そのなかで、ひとつ心に残った話があった。


 親戚の一人が、最近川柳に凝っているという。
 現在、鴨川で花の栽培をして生計を立てている人なのだが、
 時々新聞に川柳を投稿しているのだそうだ。

 何でも、一度それが佳作として新聞に掲載されたそうな。


  自分の思いなんてちっぽけなものだが、その小さな思いを
  川柳に託して投稿する。それが新聞に載ることで世の中に
  披露される。同じ思いの人との共感が生まれているという
  気持ちが、世の中に通じているのかなという実感として
  大きな励みになるんだ・・・


 なかなかいい話だなと思った。


 確かに、どんなに自分の考えややり方が正しいと確信していても、
 それが自分以外の世の中(もっと広く言えば世間)に受け入れられて
 いるか否かで、やはり人間の心は強くも弱くもなる。

 世の中のすべての人に受け入れられなくてもいい。
 一人でも自分の理解者がいると思えることが、大きな力になる。


 そして、それこそが世の中で生きていることの証なのではないか。


 そんな思いを巡らせながら、亡き母のこと偲んだ。

 また、この世に残って必死に生きている人々とのつながりに
 思いを馳せたりしていた。


 私自身の思いもとても小さく、常に揺れ動いている。
 吹けば飛ぶような信念かもしれない。
 (そんなの信念とは、言わないのかもしれないが。。。)

 

 ただ、こうしたかぼそい部分の思いを
 メルマガやブログという媒体を通して世の中に公開している。

 もう、そんな生き方をはじめて4年以上になる。

 これもどこかの誰かとつながっていたいという思いの一端が
 行動として現れた結果なのだろう。


 ほとんど一方的な発信ばかりだが、それでもそこに人との結びつき
 みたいなものを確かに期待している自分がいる。

 

 いまはまだ小さなかぼそい思いしか発信していない。

 ただ、とにかく感じたこと、思ったことをそのまま配信するしか
 術がない。


 そのうちに自ずとどうあるべきか、分かってくるのではないか。
 否、分かってこなくてもいいのかもしれない。

 


 このメルマガやブログで根っこの部分がつながっている。

 


 そんな人間がどこかに必ずいると信じて今日もこうして
 パソコンに向かっている自分がいる。

 


 それだけで十分じゃないか。。。

 

 

 昨日は、わが実家のお寺の前をSLが通るというので、午後はその見物に回った。
 目の前をD51が警笛を鳴らしながら通り過ぎていく。。。


 一瞬の出来事ではあったが、心の中に小さな灯火が燈った。

 

 

 

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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 警笛鳴らせ! ★★★

 <キーワード>
   ・寒い休日
   ・線路は続くよどこまでも
   ・つながりたい症候群
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週末の新年会 [和尚生活]

 

 昨日は冷たい雨が降る中、高校時代の山の仲間との
 久しぶりの新年会に出かけてきた。

 

 場所は、東京の神田。

 

 今回はS氏が久々の登場。(十数年ぶり)
 一方、H氏は別件が入っており、欠席。
 なんでも、H氏は昨年秘かに入籍したという情報もあり、
 いろいろ問い詰めようと思ったのだが、この点は残念。

 それでも、計5人の楽しい集まりとなった。

 ウィークデイなら、この神田界隈も帰りがけのサラリーマンで
 ごった返しているだろうが、土曜日の夜ということもあって
 閑散としている。

 今回お世話になったお店は、N氏の知り合いの店。
 若い二人が、いいコンビネーションで、やっている
 隠れ家的居酒屋である。

 料理は鳥料理を中心にしているが、豆腐やイカ料理もおいしい。
 限定の鳥鍋や珍味に日本酒の熱燗が五臓六腑に染み渡る。


 約2年ぶりの再会ということで、お互いの近況の確認。
 S氏には3人目の子供が生まれたというメデタイ話も飛び出した。

 一人ひとりの顔は、もちろん40台後半のオヤジそのものなのだが、
 気分は高校時代のあの頃に完全にタイムスリップしている。

  

 そして会のメインは、昨年夏の山行DVDの上映会。
 S氏、H氏、そしてN氏の三人の笑顔がDVDの中に溢れている。
 さらに遡ること2年半前の夏山のDVDが飛び出した。

 御嶽山は私も加わった4人の山行だった。
 私自身の2年半前の坊主頭を思い出し、大笑い。
   

 宴は最高潮となった。

 40台後半のオヤジ5人が集まって、わいわいガヤガヤ。
 こうしたひと時を仲間と共有できること、
 それ自体が何物にも代えがたい。


 今年の夏は是非とも山に行くぞ!と心に決める。


 そのためにも、この正月にダブついてしまった体の
 引き締めに今日からとりかかっている。

 それにしても、N氏の20kg近い減量の成果は見事である。

 彼に負けちゃいられない。
 私も今年の夏山シーズンまでに、8kgの減量を秘かに誓った。

 というわけで、今日から食事コントロールをはじめた。

 (ホント、単純だね)

 

 この仲間とひと時を過ごしたあと、何か必ず刺激を受けるのだ。
 これは脳内モルヒネみたいなものなのだろう。

 


 とにかく、いい友こそ、サイコウの財産だ!!

 


 改めて人生に感謝♪である。

 

 

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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 体を軽くするゾ! ★★★

 <キーワード>
   ・休肝日を必ずつくる
   ・適度の運動を継続する
   ・腹八分目にする
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50歳からのライフデザイン [和尚生活]

今日の読書の成果をひとつ。

図解で考える40歳からのライフデザイン―10年単位の人生計画の立て方 (講談社プラスアルファ新書)

図解で考える40歳からのライフデザイン―10年単位の人生計画の立て方 (講談社プラスアルファ新書)

  • 作者: 久恒 啓一
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2003/03
  • メディア: 新書



    会社一途でなく、好きなことでプロになる!

  • このフレーズが気に入った。

    ただし、40歳からのライフデザインではなく、
    50歳からの・・・として読み進めた。

  • プロまでいかずとも、ひとかどのレベルにまで達した
    趣味をもつことは、より豊かな人生を生きるうえでの
    知恵となるだろう。

  • 昔に比べると今という時代は、好きなことの選択肢も
    かなり広いし、またやる意欲と工夫さえあれば、
    相当思い切ったことまでできる時代だ。

  • 一昔前のように、「大晦日といえば紅白」とか「巨人・
    大鵬・玉子焼き」という画一化された時代ではない。

  • 人生80年の時代は、確かに寿命が延びた分だけ、さまざまな
    ことにチャレンジするチャンスは広がったといえるだろう。

  • 会社一途でなく、好きなことでプロになる!

  • うーーーん、なんとも魅力的な言葉だ。

    人生50年から人生80年への転換の時、人生後半30年計画を立て、
    好きなことで第二の人生を楽しもうという姿勢に賛同する。

     ・やりたいことをやる
     ・後世に名を残す
     ・悟りを得る
     ・本業以外に得意を持つ
     ・毎日の生活リズムを快適にする
     ・・・
  • いろいろなアイデアが浮かんでくる。

  • 私も今年で49。
    50歳からの人生を考える上で参考にしたい。

  • キーワードは、今までの経験を生かしつつもそのフォーカスを
    ちょっとずらすことがポイントと見た。

  • 専門が工学系であったら、その知識や技術を「環境」の分野に
    適用してみるといったアプローチがいいのではないか。

  • いつでも転換できるように2足も3足もわらじをはく
    用意をしておけるようにしたいと思う。

  • 短期、長期的な目標を設定して、それを定期的に見直す
    ことも有益なのだと本書は教えてくれる。

  • いろいろなテーマについてヒントが記されている。

  • 要するに自分に合ったテーマを自分なりに吟味して
    よりよいものに仕上げていくプロセスをもっと計画的に
    行えばいいのである。

  • 第二の人生、万歳!!

  • 愚直、行動力、継続、臆面のなさ


    この4つの凡才のスキルをおおいに活用しよう。
    そして毎年、人生計画をつくり、それを見直そう。
    その全部できなくても3割バッターでよしとしよう。
    そして、早起きをしよう。


    なんか、やる気が出てきたぞ。

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元旦の読書__南洲の教えに学ぶ [和尚生活]

新しい一年がはじまった。

元旦の今日、やはり気分的にも前向きになるような
読書をしようと思い、選んだ一冊がこれ。

人生の王道  西郷南洲の教えに学ぶ

人生の王道 西郷南洲の教えに学ぶ

  • 作者: 稲盛 和夫
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2007/09/20
  • メディア: 単行本

心が洗われる。

元旦から、西郷隆盛の教えを稲盛氏が噛んで
ふくむように解説してくれる。

これぞ、まさに元旦の至福のひとときである。

せっかく読んで感じたことを即実行に移したい。
その備忘録として、ここにその教えを記しておきたい。

■無私

 人の上に立つリーダーは
 私利私欲を捨てて
 正道を歩め

 成功すればするほど、
 偉くなればなるほど、
 謙虚に振る舞う

 自分が最も損な役を引き受けるという
 勇気がなければ、
 上に立ってはならない

 人材登用の鍵は
 人間の成長を信じること

■試練

 辛酸、苦難を乗り越え、
 志を立てる

 辱めを受けそれに耐えたとき、
 人は悟りに近づく

 後方で作戦を練るよりも
 最前線で戦う

 謙虚な心で
 人の意見に耳を傾ける

 優れた経営者は
 「理」に照らして「情」に生きるような
 両極端を併せ持つ

■利他

 欲を離れること、
 誠を貫くこと、
 人に尽くすこと

 誠は天の道なり。
 これを誠にするは人の道なり。

 成功するよりも
 成功を持続させる方が難しい

 人材は君子だけでなく、
 小人を使ってこそ大きな仕事ができる

 目立たないが
 徳を備えた人物をトップに据える

 名声を欲張る、地位を欲張る、財産を欲張る
  ――己を愛するのは善からぬことなり

■大義

 「敬天愛人」
  ――天を敬い、人を愛する。

 策略で勝ち得た成功は
 長続きしない

 「動機善なりや、私心なかりしか」
 を常に問う

■大計

 思いつきの施策では
 国が危うくなる

 明確なビジョンを
 打ち出す

 リーダーは
 日本国の大計を示すべきだ

■覚悟

 「命もいらず、名もいらず、
  官位も金もいらぬ人」

 欲で動かない人は
 誠、仁、義で動く

 国民を富ませる努力こそ
 国を本当に豊かにする

■王道

 正道を踏んで
 勇気をもって交渉に当たれ

 世界で尊敬される
 上質な素封家国家の道を歩け

 「富国有徳」の国を
 日本はめざすべき

■真心

 純粋な真心をもつ
 至誠の人になれ

 才識だけを振りかざしても、
 誠の心がなければうまくいかない

■信念

 ルールや制度を整備しても
 不正はなくならない

 人生・仕事の結果
 =考え方 × 熱意 × 能力

 経営はトップの器で決まる

 知識を見識へ、
 見識から胆識へ

 胆識をもたらすものは、
 勇気だ

■立志

 すべては
 「思う」ことから始まる

 誠の道を踏み行えば
 角が立つ

 みんなが正道を
 踏まなければならない

■精進

 一心不乱に働くことによって
 魂は磨かれる

 人生とは魂を磨くために与えられた、
 ある一定の時間と場所

 経営とは
 地道な努力の積み重ねの結果

 常に自分を反省し、
 ど真剣に生きる

■希望

 乞食の身になることで
 己を知る

 他によって生かされている己

 地獄と極楽は
 
人の心の違いにあり

 風呂は五右衛門、
 
酒は焼酎、
 膳は一汁一菜。
 それをありがたく味わい、
 心地よい疲れを癒しながら
 ゆったりとする。

 今日一日に感謝し、
 心を鎮め、
 また明日も懸命に生きようと
 気持ちを新たにする。

 波瀾万丈の人生の節々で、
 心に何を思い、何を行うかによって、
 運命は大きく変えることができる

合掌


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脱・フィンランド症候群 [和尚生活]

 

 今日は大晦日。


 昨日まで、短期間ではあったが安房鴨川に出かけてきた。

 鴨川には上さんの実家があり、その実家には現在、
 義父がひとり暮らしをしている。

 上さんは10日に1回ぐらいの割合で
 埼玉からの長距離介護に出向いている。

 年末・年始は上さんと義父との二人生活というわけで、
 その買出しやら正月の準備やらで、私も鴨川に出かけ、
 奉仕活動をしてきたわけである。

 

 パソコンなしの奉仕活動は、実に心地よいものであった。

 

 まずは、鴨川のとある駐車場に置いてある自家用車の
 バッテリーのチャージから・・・

 10年落ちの中古をタダで知り合いから譲ってもらった
 クルマだが、まだまだ現役で活躍してくれる。

 クーラーのガスがフロンのため、現在はそのガスも販売
 されておらず、真夏にこのクルマに乗るのはかなり酷だが、
 それ以外の季節ならまず問題ない。

 そのクルマのバッテリーが完全にあがってしまっていた。
 原因は、半ドアと原因もわかり、もう一台の自宅から運転して
 いったクルマからチャージして事なきを得る。

 それから、家の中の家電製品などを修理した。
 今回の修理品は以下のとおり。

 1)テレビアンテナの支柱
 2)壊れた電燈の修理と蛍光灯の取替え
 3)壊れた石油ストーブの修理
 4)玄関にセンサーライトの取り付け

 

 義父からも「本物の技術者だ!」と大変喜ばれた。

 

 義父は、徹底した「モッタイナイ主義者」である。

 いかなるポンコツも決して捨てない。
 そのため、家の内外に使えなくなったものが山積みになっている。

 それを修理するのが、わたしの秘かな楽しみなのである。

 こうした奉仕活動によって、相手に喜ばれるとともに、
 私自身がリフレッシュできるのだ。

 どこかで読んだ本に、

  奉仕は自分と他人との同一視を促す。
  それは大自然との融合ともつながる。

 というフレーズがあったのだが、まさにそのとおり。
 昨日は、強風にあおられながら大自然との融合を堪能した。

 

 気がつけば、夜。
 安房鴨川には、満天の星空が拡がっていた。

 

 奉仕は、他人への報酬であるとともに、自分への報酬なのだ。
 年末にこんなメッセージを天からもらった気がする。

 

 今日は埼玉の自宅でのんびり読書。

 和田秀樹氏の『「現役年齢」をのばす技術』という本を読んでいたら、
 面白いことが書いてあった。

「現役年齢」をのばす技術 (PHP新書 445)

「現役年齢」をのばす技術 (PHP新書 445)

  • 作者: 和田 秀樹
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2007/02
  • メディア: 新書

 コレステロール値が低い人ほどガンになりやすい。
 なので、コレステロール値が高い人の方が長生きだ。
 そして、コレステロールは、うつ病の予防につながる可能性がある
 とも・・・

 そして、「フィンランド症候群」という耳慣れない言葉を
 紹介している。以下、その部分を引用する。

 ■フィンランド症候群とは?

  フィンランド症候群という言葉をご存じだろうか。
  フィンランド症候群とは、簡単にいえば「健康オタクの人のほうが
  早死にする傾向がある」というフィンランドでの調査結果だ。

  (中略)

  ところが、フィンランド症候群の調査は四〇代の人についての調査
  である。最初にこのデータを見たときには私も驚いた。

  同調査では、心血管疾患の危険因子を持つ四〇~四五歳の上級管理
  職約一二〇〇人のうち、半数の六〇〇人には、運動がすすめられ、
  タバコやアルコールが抑制された。砂糖・塩分などを摂取しすぎな
  いための指示も与えられた。要するに、健康オタクの人たちが行っ
  ているような生活をするように指導されたのである。さらに四カ月
  ごとに定期検診が行われ、数値が悪い場合には薬が処方された。

  一方、残りの半数の約六〇〇人に対しては、特別な指示は与えずに、
  気ままに生活してもらい、調査票の記入だけを行ってもらった。

  一般的に考えれば、前者の介入群の人たちのほうが、健康的な生活
  を送っているはずである。

  しかし、一五年後に健康調査をしたところ、気ままに生活している
  人たちのほうが、重要な数値はみなよかった。唯一、心疾患関連の
  数値に関しては、健康オタク的な生活を送った人たちのほうがよか
  ったようだが、しかし、心疾患で死亡する人は健康オタク的な生活
  を送った人たちのほうが多かったのだ。つまり、介入群では、心疾
  患の危険因子は減ったけれども、実際の死亡者数は増えていたので
  ある。また、総死亡数を比較してみても、気ままに生活をしていた
  人たちのほうが死亡率が低かった。

  「健康オタクほど早死にする」というのは、信じがたいことである
  が、この現象はフィンランド労働衛生研究所のデータが基になって
  いるため、「フィンランド症候群」とも呼ばれている。


 最近は、メタボリックシンドロームなんて言葉が流行っており、
 コレステロールが高く、血圧や血糖値も高い人は、そのままの
 状態を放置しておくと、とんでもないことになる!なんて、
 煽るような記事ばかりが目に付いていたのだが、この話には
 目からウロコが落ちる思いがした。

 血圧、コレステロール、血糖値などを気にしすぎると、
 フィンランド症候群のように、かえって健康を失う場合もある
 ということだろう。

 

 すべてのことは、ほどほどがいいということか。

 

 メタボのことをあまり気にせず、奉仕活動を通じて
 ハッピイライフを送る
――これが長寿の秘訣だと悟った。


 脱・メタボリック症候群!
 脱・フィンランド症候群!!

 

 


 いい年末年始を迎えられそうである。

 

 

 

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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 過ぎたるはなお及ばざるが如し ★★★

 <キーワード>
   ・他人の酒に呑まれてはいけません
   ・一人では得られない喜び
   ・奉仕と感謝の日々
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年賀状 [和尚生活]

 

 年賀はがきを購入した。


 3年ぶりの購入である。


 過去2年間は、喪中はがきを送る状況だった。


 今日、上さんが故郷に帰って実家でひとり暮らしをする父親の
 面倒をみてきた。


 その報告によれば、一時に比べると随分と元気になったとか。


 今年は、久しぶりの年賀状をしたためることができそうである。


 やはり、健康が何よりである。


 今週は、年賀状のデザインを考える時間まではなかったが、
 今度の週末はその作業にとりかかりたい。


 こんなことを書いていたら、ふと亡き祖父のことを思い出した。


 祖父は87年の人生を全うした人だが、その晩年、
 毎日の日課がスクワットと「健康」という文字の毛筆書きであった。


 その姿が、いま忽然と私の脳裏に現れた。。。


 スクワット50回は、現在の私の日課であり、
 そろそろ毛筆で年賀状を書こうかななんて思ったからだろうか。

 


 今年(来年)の年賀状は、入魂の年賀状にしようと思う。

 

 


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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 1年の計は師走にあり! ★★★

 <キーワード>
   ・長寿の秘訣
   ・健康第一
   ・楽しいこととことのやる!
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今年一年を振り返る [和尚生活]

 

 師走である。
 2007年も残り1ヶ月を切った。

 まだ1ヶ月残っているともいえるのだが、
 そろそろ来年の計画を立てる時期でもあり、
 今年一年を振り返ってみたい。


 そんなわけで、MY手帳を紐解いてみる。


 【1月】

 元旦:子供たち+母と自宅で正月を迎える。
 (受験勉強のため)

 一方、上さんは鴨川の実父とともに正月を迎えた。
 三が日は、ひたすらi-tuneにCDを取り込む作業&読書に明け暮れた。

 4日から仕事始め。
 早速、仲間と一杯やって、その勢いでカラオケに足を運んだ。

 中旬(11日)の夕方、ビジネスパートナーの社長さんと一杯やる
 予定だったが、突然倒れて緊急入院されたとの知らせを受ける。

 1月末:義母の一周忌(鴨川)にて

 【2月】

 営業で、愛知と東京を行ったりきたり。
 その間に別の分析技術の件でつくばでの打合せ。

 土壌汚染調査の大型案件が転がり込んでくる。
 大学時代の友人から依頼業務が本格化する。

 娘と末息子の受験。

 【3月】

 仙台でのプロジェクトが本格始動する。

 横浜での実証実験の成果報告会と実験の片付け。
 3月17日、末息子の中学卒業ホームパーティ。

 【4月】

 流動化処理土への適用検討を開始。
 フッ素の溶出メカニズム解明調査業務を開始。

 簡易分析ビジネスリサーチを開始。
 無機汚泥リサイクルのコンサルティング業務。

 【5月】

 仙台と名古屋、広島での活動がつづく。
 その合間に東京、那須の往復。

 横浜でのネットワーク活動も本格化。


 【6月】

 某大学との共同研究プロジェクトスタート。
 6月23日 郡上おどりin青山

 【7月】

 O氏シンガポールから帰国、面会。
 大学の同窓会。

 簡易分析システムを某大学に導入。

 【8月】

 千葉での土壌リサイクル案件でヒアリング。

 自宅ベランダでバーベキュー大会&花火。
 盆休みは鴨川にて施餓鬼。

 那須で簡易分析システム導入。

 【9月】

 蛍光X線装置の機器選定作業。
 フッ素溶出抑制対策検討業務。

 広島のK氏と初対面。
 祖母の三回忌。

 【10月】

 郡上八幡に旅行。

 自然由来重金属汚染講習会。
 浚渫土改良検討業務。

 ビッグプロジェクトへの対応検討。
 某協議会の総会開催。

 【11月】

 広島での展開を模索。
 首都圏での展開も同時に検討。

 新3ヵ年経営計画。

 ・・・・・


 かなり精力的に活動した一年だったと思う。

 本当の勝負はこれからだとも。。。

 今年を振り返りつつ、来年にどうつなげていくのか。
 今日はそんなことを考える一日としたい。

 


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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ あっという間の一年だ! ★★★

 <キーワード>
   ・温泉に行きたい
   ・目標と計画
   ・去るものと迎えるものと
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朝令暮改 [和尚生活]

 

 前回は、更年期障害の話をした。
 もう、年甲斐もない馬鹿な真似はよそう!――そう誓った。


 ・・・

 ところが・・・

 ・・・


 またしても私のハートに火をつける本を手にしてしまった。。。


 先日、新宿の紀伊国屋書店の周辺をぶらぶら歩いていた。

 いつものように店頭に並んでいる本に目をやると、
 一冊の水色の表紙の新書が私の目に飛び込んできた。


 「角川SSC新書創刊!」の赤い帯とともに、

 「わが青春のロック黄金狂時代
   ビートルズからボン・ジョヴィまで」

わが青春のロック黄金狂時代―ビートルズからボン・ジョヴィまで (角川SSC新書 4)

わが青春のロック黄金狂時代―ビートルズからボン・ジョヴィまで (角川SSC新書 4)

  • 作者: 東郷 かおる子
  • 出版社/メーカー: 角川・エス・エス・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2007/10
  • メディア: 新書

 そして帯には、次の文字が・・・

 「今、明かされるロックスターたちの素顔
    ツェッペリン
    クイーン
    ストーンズ
    エアロスミス
    クラプトン
    サンタナ
    キッス
    レインボー
    ボン・ジョヴィ・・・

 おおおおおおおお~っ!
 超懐かしいロックグループの名前が、そこに記されているではないか!
 (久しぶりに血が熱くなるのを感じた)


 早速、本を購入して一気に読み終えた。

 はじめてビートルズのアルバムを購入したときのこと、
 はじめてのロックコンサートが武道館のクラプトンだったこと、
 はじめて、レイラを聞いたときの感動、
 ツェッペリンやパープルにのめり込んだ日々、
 ピンク・フロイドやクリムゾンに魅了された瞑想の日々、
 うーーーん、よみがえってきたねえ。

 著者は、元「ミュージック・ライフ」編集長、東郷かおる子氏。

 ミュージックライフについては、当時何冊か購入した程度の記憶だが、
 私の友人はまさにMLをバイブルにしていたことを思い出す。


 本の冒頭に次のような一節が出てくる。


  今、人生の折り返し点に立ち、あの時代に「面白かった、楽しかった」
  と笑顔で言える、かつてのロック少年は多分、幸せな人だ。

  昔ほしかったギターを手に、ディープ・パープルの
  「ハイウェイ・スター」を絶叫するオヤジもまた、幸せな人なのだ。


 これって、まさにオレのことだなと思わずニンマリ♪

 同じような言葉が、「終わりに」でも繰り返されている。


  夢中だった「あの頃」を持っている人は幸せだ。

  今、時々「あの頃」を引き出しから出して楽しむ余裕がある人は、
  さらに幸せだ。


 本当にそうなね!――と単純に納得。

 もともと自然体的和尚的生き方は、単純な方がいいのである。
 自然とは、複雑なようで実は単純だったりするのだ!

 (かなりこじつけか、笑)


 今日は雨も降っているから、隣近所への音もれの配慮も
 あまり気にする必要がない。

 また、昨日の病院での血液検査もマズマズの結果だったし・・・

 今日は一発、ボリュームを目一杯あげて、
 ロック三昧の一日にしようじゃないか!

 (まだまだ若いもんには負けられねえ!って感じだね)

クリムゾン・キングの宮殿 (ファイナル・ヴァージョン)(紙ジャケット仕様)

クリムゾン・キングの宮殿 (ファイナル・ヴァージョン)(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: キング・クリムゾン
  • 出版社/メーカー: WHDエンタテインメント
  • 発売日: 2006/02/22
  • メディア: CD

The Dark Side of the Moon

The Dark Side of the Moon

  • アーティスト: Pink Floyd
  • 出版社/メーカー: EMI
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

 


 ということで、先週の
 「年甲斐もない馬鹿な真似はよそう!」
 という誓いはたった一週間で撤回することにした。

 小沢さんも生き恥をさらして戻ってきたし・・・

 (これはあまり関係ないか)

 

 今週は、前向きな自然体?の週末である。

 

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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ わが青春の・・・ ★★★

 <キーワード>
   ・なぜが、ストーンズがBGMで流れている・・・
   ・ラビシャンカールのシタール音楽が聴きたい!
   ・人生、山あり谷あり
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携帯電話紛失と三国志 [和尚生活]

 

 先週は外回りの仕事が多く、出張や会食も続き、
 かなりハードな日々であった。


 いまかかわっている仕事の大半は、数年前から地道に築いてきた
 ネットワークがようやく機能してきた成果でもある。

 ある地域であるもののリサイクルを長年営んでいるY社長とは、
 もう数年来のおつきあいだが、その方からはリサイクル品の
 品質管理の仕事をいただいている。

 この品質管理をするための手法開発を別の研究機関のM氏と
 共同研究してきた。その研究成果がこのたびまとまり、
 その手法AをY社長のリサイクル品に適用したのである。

 M氏からは、別の研究テーマで新しい仕事もいただいた。

 一方、その管理手法Aやもうひとつ別の環境改善開発技術Bを
 駆使して、別の企業のM2氏に売り込んでいる。
 その仕事を高く評価していただき、M2氏からも追加の注文を
 いただいた。

 さらに、この手法Aと技術Bを組み合わせたネットワークが
 さまざまなビジネスチャンスを、そして新たなネットワークを
 生み出そうとしている。

 先週はそのネットワークをさらに深く広い網に広げようと奔走
 していたのである。

 ネットワーク、そして信頼関係の構築・・・
 これは仕事をする上で、大変貴重である。

 やはりビジネスというのは、短期間に大きくするものではなく、
 地道にひとつずつ信用を築きながら大きくしていくことが重要だ
 とつくづく思うのである。

 というか、私には、そのやり方がどうやら向いていると
 いうことがようやくわかったということかな。

 「三国志」でいえば、劉備のような生き方をしたい。
 そう思うのである。

 

 この2ヶ月ほど、北方謙三の「三国志」をずっと読んでいて、
 先週ようやく全13巻の文庫本を読み終えたところである。
 

三国志 (1の巻)

三国志 (1の巻)

  • 作者: 北方 謙三
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売日: 2001/06
  • メディア: 文庫

 徳の将軍と言われている劉備だが、北方三国志では単なる人徳のある
 人としてだけではなく、時には憤怒して爆発し、また時には自分が
 助かるために妻子もおいて逃げ出すような泥臭いを示す場面が随所に
 登場する。

 そんな劉備(大兄貴)に対して志をひとつにして集まってくる仲間たち。

 劉備、関羽、張飛の三人の固い絆・・・三人で一人として、
 お互いの欠点を補い、長所を最大限に発揮させる。

 こんなビジネスが展開できたらいいなあ、なんて思いながら
 北方三国志を読み終えた。

 

 

 帰りの新幹線の中で北方三国志の終巻を読み終えたときに、
 ふと携帯電話がない事に気がついた。

 これが先週の木曜の夜のことである。

 普段は、首から紐で吊り下げ、ベルトのホルダーにしまっておくのだが、
 そのときは腕時計の電池が切れて、時計代わりに紐やホルダーから
 切り離して携帯電話単体で使っていたのだ。

 当日の行動を記憶でたどっていくと、あるホテルでの懇親会までは
 利用していたことを思い出すことができた。

 とすると、そのホテルか、タクシーの中か、あるいは飲み屋か・・・
 新幹線の中には少なくとも落ちていなかった。

 翌日(金曜日)、あれこれ連絡をとって探してみたが、見つからず。
 結局、新しい携帯を購入することにした。

 それにしても、これで携帯に登録していた携帯のアドレスはすべて
 手元から消え失せてしまった。

 うーーーん。これは痛い!!


 たしかに、そうも思ったが、逆に言えば、過去の余計なしがらみを
 絶つ上では返ってスッキリするかな、と開き直ることにした。

 ネットワークが本物なら、携帯の電話番号がなくてもどうにか
 つながるだろう!・・・なんてね(笑)。

 今年に入ってから、運転免許証に続き、携帯電話もか・・・
 やはり、飲みすぎには注意したい。


 そして私は、「泥臭く、人間臭い劉備?」という生き方で行こう。
 そうと決めた!


 さて、今度は北方水滸伝にチャレンジするか!?
 

水滸伝〈1〉曙光の章 (集英社文庫)

水滸伝〈1〉曙光の章 (集英社文庫)

  • 作者: 北方 謙三
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 文庫

 

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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 携帯のない暮らしへの憧れ ★★★

 <キーワード>
   ・信頼関係は一日にして構築されず
   ・諸葛亮的日々?
   ・飲みすぎ注意(反省モード)^^;
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