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人事評価の話 [仕事師]

 

 今日は一日現場での作業。
 久しぶりに冷や汗をかいた。


 現場というのは常に魔物が棲んでいる。
 一寸先は闇でもあり、また光明がさすときもある。


 自然という実態は、まさに現場の象徴である。


 その現場の雰囲気を読み、
 次なる一手をすばやく打てる人とそうでない人・・・

 その違いが、極めて鮮明にでる場でもある。

 

 先日、ある人と話をしていたら、
 人事評価の話題になった。


 なんでも、その人はいま、まさに会社の人事評価を
 する立場にあり、マイナスの評価をつけたものの、
 その相手にどう伝えていいのか、迷っているという話だった。


 かつて、私も同じような悩みをもったことがある。
 いざ自分が他人様の人事評価をするとなると、
 なかなか一筋縄でいかないことを改めて考えさせられた。

 

 私がその時点で出した答えは、信賞必罰であった。
 いい点は褒めちぎり、至らない点は徹底的に責めるというもの。


 結果はあまり思わしいものとはならなかった。


 現時点では、必ずしもいい方法ではなかったなあと
 反省している。


 人事評価の妙は、適材適所をいかに探し出すことではないか。
 現時点では、そう思っている。


 人はそれぞれ持ち味がある。


 会社という器に人を無理やり合わせようとすると、
 どうしてもひずみが出てしまう。


 であるなら、その人に合った会社や組織を
 作り出すことの方がはるかに合理的だ。


 そんな考えでいまの会社を運営している。
 まだ、それで軌道に乗ったとはいい難いが・・・


 ただ、大きな会社になればなるほど、
 そうした考えが通用しにくくなるのは否めないと思う。


 でも、それができてこそ、本当のリーダーシップ
 だとも思う。

 

 今日は話がうまくまとまりそうもない・・・


 明日も早朝から現場なので、
 そのなかでいろいろ試行錯誤してみたい。

 

 この続きは次の機会にじっくり取り組む所存である。

 

 


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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 現場力を鍛える ★★★

 <キーワード>
   ・真のリーダーシップとは。
   ・適材適所
   ・人に任せることの難しさ
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上半期の振り返り [仕事師]

 


 めっきり秋めいてきた。
 そりゃそうだ。もうすぐ10月なのだから。


 今期もあっというまに折り返し地点まで来たという感じ。


 昨日から、この上半期を振り返りを行っているのだが、
 今期初めに立てた目標に対して、まだまだその道のりは
 険しいといわざるを得ない。

 とはいうものの、全くダメというわけではなく、
 この半年で仕込んできた案件のいくつかが、
 ここに来て芽が出ようとしている。

 毎年のことではあるが、下半期にようやくエンジンがかかり、
 年度末になんとかかんとか目標の最低ラインを達成する
 というパターンに今期もなりそう。


 特に今期はこれから本番を迎えるネタが目白押しなだけに、
 この9月の頑張りは自分なりに確かな手ごたえとなっている。
 (と自分に言い聞かせて、心を落ち着かせる)

 

 とはいうものの、あまり気張らず、自然体で大きな流れに
 身を任せて、シンクロニシティを確実に捉えよう、
 アンテナを張りたい。


 そんなわけで、今宵はこの本をこれからじっくり
 読んでみようと思う。

シンクロニシティ 未来をつくるリーダーシップ

シンクロニシティ 未来をつくるリーダーシップ

  • 作者: ジョセフ・ジャウォースキー
  • 出版社/メーカー: 英治出版
  • 発売日: 2007/10/02
  • メディア: 単行本


 秋の夜長は、やはり読書が一番である。

 

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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ シンクロニシティ ★★★

 <キーワード>
   ・不思議な出会い
   ・気がつけば秋
   ・そして実りの秋
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進歩発展/働く意義 [仕事師]


■成長の糧
 新しい知識、新しい技術を人類共通の財産として
 ともども生かしあうところに人類の進歩発展がある。

□仕事の知恵
 会社の繁栄は社会への貢献につながる。
 そこに人間として産業人として働く意義を感じることが大切。

松下幸之助日々のことば―生きる知恵・仕事のヒント

松下幸之助日々のことば―生きる知恵・仕事のヒント

  • 作者: 松下 幸之助
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 1988/06
  • メディア: 新書

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自分の得た知識や技術、あるいは権力や財産をどのように
使うかによって、その人の人間としての価値が決まる。

何もしないで何も得ないことは、人生の無駄遣いである。
これはまずい生き方。

せっかく苦労して得たものをひとりじめにしてシェアしない。
これもうまい生き方とはいえない。

自分で得たものを広く世の中に分配する。
実は、人生の醍醐味はそこにあるといってもいいだろう。


お福分けの精神――これである。


ただただ自己満足のためだけに得たもの、
それだけではその人一代限りもので終わってしまう。

それを世の中に分配することにより進歩・発展につながり、
ひいては、末代までの繁栄の道が開けるのである。

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上記は三年前にはじめたメルマガの第一弾から
引用したものである(若干、加筆修正は加えている)。

三年前を振り返って、心機一転。。。
初心忘るべからず、である。

昨日は千葉でドブさらい。
やはり、私の原点は「浚(さら)い」にあるようだ(笑)

さらったものから何かを得る。
そこに新しい発見がある。


今日は仙台に行ってさらって来る。。。



 


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ハプニングの連続と脱皮の予感 [仕事師]

 

 

 予期せぬ出来事・・・それをハプニングという。

 


 この一週間もそんなハプニングの連続だった。

 もう、一週間前のことが思い出せないくらい、
 ハプニングが続いた、ような気がする。
 (その前の一週間もハプニングの連続だった・・・苦笑)

 

 月曜日は、今期の決算と来期の体制に関する経営方針
 検討会議が開かれた。

 その会議でようやく今期の決算数値や来期からの体制に
 ついて上層部の方々の了承を取り付けることができた。
 (と思っただけだったのかも知れないが・・・)

 この件についてはこの2~3ヶ月間、二転三転していた話
 でもあり、その押し引きに対してようやくひとつの方向性が
 見出せたという点では大きな前進であった。

 これで3月決算とそれ以降の体制に自信をもって臨める
 と思ったのだが・・・


 水曜日に担当者間での詰めの協議に入った段階で、
 思わぬ展開となった。

 ここでは詳細には触れないが、人事などの問題でその
 内容の変更を余儀なくすることになってしまったのだ。


 これまでも、全体会議では今後の大きな計画方針が決まる
 ものの、具体的にその計画が実務担当者レベルに落とし込む
 段階で骨抜きのものになってしまうことがしばしばあった。


 今回もまたそのパターンが繰り返されたのである。

 

 しかし、今回の件で、ひとつだけ違ったことがある。

 

 それは・・・

 


  信じ合える者同士のネットワークだけを武器にして
  俺は戦い抜く!

 


 と私は心の底から誓ったことである。

 

 

 もうこれはハプニングではなく、戦いなのだ。
 戦いは勝つか負けるかの真剣勝負。

 絶対に勝ってやる!!

 

 

 

 


 木曜日に自分が開発に携わったある商材の
 初出荷&納品完了の報告が入った。


 よし、これで戦う武器がまたひとつ揃った。


 と思った矢先に、また思わぬハプニングの発生である。

 

 金曜日に納品した商品が変質してしまい使い物に
 ならないという連絡が入ったのだ。

 

 昨日は、その対応で急きょ現場に向かった。

 取り急ぎ、代わりの品を納めてその場をしのいだが、
 原因究明を含めてこれから対応すべき点が山積みである。

 

 

 

 


 水曜日に客先の方と一杯やっていたら、彼の扱って
 いる商材を我々のグループ会社の所有する基地を経由して
 物流できないかという検討依頼をいただいた。


 さらに、ある食品加工メーカーのエンジニアの方から、
 調査計画の立案と見積もり依頼をいただいた。


 さらに別の商材について連携を模索するようなアプローチが
 数件立て続けにあったり・・・


 これらは、前向きに検討すべきハプニングである。

 

 

 この一週間で悟ったことがある。


  人生はハプニングの連続である。
  だからそれを楽しもう!


  ハプニングから逃げずに、
  すべてを受けとめよう。


  その先に開ける道が必ずある。



 いま、私の身の回りに起きていることのすべてが
 別の次元に脱皮する直前の出来事のように思えるのだ。


 もしかすると、これは必然の出来事なのかもしれない。


 動的平衡状態の崩壊・・・


 まさにそんな予感がするのである。

 

 


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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ ピンチはチャンスの始まり! ★★★

 <キーワード>
   ・古い殻からの脱皮
   ・ハプニングを楽しむ
   ・偶然性と必然性
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潮目が変わった!? [仕事師]

 

 新しい年がスタートした。


 正月三が日は、仕事モードからオトソモードに切り替え、
 酒をチビリチビリやりながら、昼寝&読書三昧。

 いい正月だった。
 そして、体も心も大いに休まった。

 4日から昨日までは、年末に立てた行動計画にしたがい、
 ある検討業務のとりまとめを2本こなした。

 ふーーう。
 年明け当初から、かなりのハイペースである。

 

 というわけで、今日からいよいよ外回りモードである。

 

 年末年始にさばいたコンサル業務を含め、
 それ以外に同時平行で動いている仕事が7本。

 計、9本の仕事を抱えている身としては、
 この1~2月をどう乗り切るかがひとつのカギになりそうだ。

 

 そういえば、初詣でひいたおみくじは「吉」と出た。

  このクジ運の人は
  つとめて晴れやかな心で
  日々を活(くら)せば何事も吉運が巡り来る相なり

  神を信じ殻の中に這入(はい)らなければ仕合せ来る
  心も言葉も皆朴(すなほ)を守れ

 どうやらポイントは、

  晴れやかな心で活き活きと日々を暮らすこと
  殻の中に閉じこもらないこと
  心も言葉も素直になること

 この3点。心がけたいと思う。


 今年の年賀状には、次の3点をモットーにすると記した。

 1)早寝・早起き
 2)暴飲暴食はしない
 3)不激、不躁、不競、不随(四不)
   【げきせず、さわがず、きそわず、したがわず】

 

 その実践の恩恵が、すでに現れつつある。


 昨日、仲間から前向きな提案のメールを受け取り、
 なんだかとてもいい年明けのスタートダッシュに
 つながりそうな予感がしている。

 

 ここにきて、潮目が変化してきたようだ。

 

 いよいよ上げ潮モードか!?

 


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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 倦まず、弛まず、自分らしく・・・ ★★★

 <キーワード>
   ・願事 迷ひを捨て神を信じて事を進めるがよい
   ・病ひ 心配ない保養第一
   ・諍い 一時は勝目多けれど 長引くは悪し
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仕事雑感 [仕事師]

 

 この2日間は家にこもって、普段なかなか手がつけられないでいた
 仕事というか雑用をしこしことこなした。


 まずは、ある大学院の修士論文の研究データに関する考察と
 学生さんへのアドヴァイスという作業。

 これまで、この研究については、なかなか時間を割いて考察する
 時間が取れなかったのだが、気がつけばもう10月半ば。

 ここできちんとした考察と方向付けができないと
 最終のまとめはおぼつかないなと感じたので、
 ついに重い腰をあげてしまったという感じだ。

 この作業は相手(学生)とのやりとりが前提となるのだが、
 正直、なかなかそのやりとりが噛みあわない。

 ついに痺れを切らして、こちらが動いてしまったというのが
 実状である。

 それにしても、いまどきの学生は・・・

 なんて言いたくないが、そんな情けない思いがこみ上げてくる。

 「いまどきの学生は・・・」という思いが出てくるのは、
 やはり年をとった証拠なのかもしれない。


 次に行った作業は、ある人の技術士受験のためのアドヴァイス。
 経験論文の添削を行ったわけだが、なかなかしっかり書けていた。

 彼も、すでに30代の半ばに入っているから、決して若いとは
 いえないかもしれないが、それなりにしっかりした論文を
 まとめる能力を有していると感じた次第である。

 こちらは、「ヨシヨシ」である。

 社会でもまれて、着実に成長している姿にたくましさを感じた。


 最後は、あるビジネスのマーケティング戦略を立てる仕事について
 そのデータ収集と整理、そしてイントロダクションをまとめた。

 これから本格的なシナリオづくりを行っていきたいと考えている。


 20代の学生さんの仕事
 30代の若手(?)中堅社員の仕事
 40代のベテラン社員の仕事


 いろいろな仕事が、自分のスキルを磨いてくれるのだなと、
 実感した週末であった。

 

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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 仕事は楽しい ★★★

 <キーワード>
   ・まだまだ若いもんにゃ、負けんぜよ
   ・頑張るヤツには力を貸しまっせ!
   ・やっぱ持つべきもんは、友達・先輩・後輩だっち
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風乾作業 [仕事師]



この週末は好天に恵まれた。

本当に恵みの太陽である。

実は、この週末にあるところからの仕事で、
土を乾かす作業を依頼されたのだ。

梅雨に入ってしまったため、
どうなることやらと思っていたのだが、
この天気に救われた。

雨が降れば、最低2~3日かかる作業が、
この絶好の天気に恵まれて、1.5日で済んだ。

それでも気がつけば、もう日曜日の夜・・・

でもまあ、仕事がはかどってなによりだ。


この天気に感謝・感謝・大感謝である。

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風乾試料の出来上がり!

このあと計量して、袋に詰める作業がまたひと手間なのである。


【閑話休題】

天気がいいので、サラダもぐんぐん育つ・・・

ほらこのとおり・・・

IMG_5391.jpg


明日もいい日でありますように

合掌

 

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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ お天道様のおかげです ★★★

 <キーワード>
   ・やっぱ晴れです
   ・梅雨はいずこへ?
   ・父の日の作業は、自然体で・・・
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人材考(ロボットと猿) [仕事師]

経営の王道という本を読んだ。

経営の王道

経営の王道

  • 作者: 飯田 亮
  • 出版社/メーカー: 中経出版
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 文庫

セコムの創業者、飯田亮氏が書いた経営の本である。

飯田氏についてはNHKのプロジェクトXでその存在を知り、
またいくつかの関連本を読んで以来のファンである。

ファンというよりも尊敬する、あるいは目標とする経営者と
言ったほうが適当だろうか。

本書の中で、セコムの企業風土として、異文化を持つ
多様な人材が集まるストレス(摩擦)によって、会社が
活性化される
ことを強調しておられる。

なんでも、セコムの役員構成の7割は、中途入社組みが
占めているそうだ。

異文化の人材という摩擦をうまく会社の活性化につなげて
いるという。このことを読んで、ますますセコムというか
飯田氏の経営手腕に羨望のまなざしをあつくしている。



先日、ある人から、別の人に対する苦情を持ち込まれた。

一方の人間からだけ話を聞いたのでは不公平と考え、
もう一方の話も聴くことにした。

詳細には触れないが、結局どちらも自分の育ってきた
会社環境の違いによるところが大きいというのが、
このすれ違いの生まれる原因だなと思った。

本人達にとっては非常に失礼な表現になってしまうかも
しれないが、正直に言えばそのとき私はこんな見方をした。

苦情を訴えられた人の行動は、非常に無機質なロボット
近いものがある。言われたことや立てた計画を着実に実行する
タイプである。そこが彼のいいところである。
ただ、守備範囲以外のことには手を出そうとしない。
他の人間がどれだけ困っていようと我関せず、
という態度をとる。

もうひとりの苦情を訴えた人は、感情に流されやすい熱血漢。
義理人情に篤く、これぞと思ったことはとことんやる。
しかも、その捌き能力はまさに職人技である。
ただ、情に篤い分、感情がときどき爆発する。
私は、彼のことを職人猿と呼んでいる。

上司の顔色ばかり伺う的な人間など、
さまざなな人間が世の中にいるのだが、
そんなことばかり書いていると人権侵害になって
しまうので、これ以上の表現は差し控える。

それぞれの方の育った社会(会社)環境は大きく異なるのは確かだ。
そしてそれぞれの価値観も全く異なると言っていいようだ。

そんな犬や猿、そしてロボットが同じ会社内で
うまくやっていけるのだろうか・・・

最近まで、ロボットや猿、そして犬はそれぞれ仲良く
やれるわけはない。だから仕事もうまく行かない。
そう考えていた。


しかし、飯田氏の意見はそうではなかったのだ。
飯田氏によれば、
異文化によるストレスをうまく活性化につなげよ!
というわけである。


こんなことを書いていたら、西遊記のイメージが浮かんできた。

猿も孫悟空になれ(すれ)ばいい。
そして、経営者になるためには、三蔵法師のようにならねばと。



和尚としての修行道・・・

天竺までの道のりは遠く、険しい。


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台所での実験 [仕事師]

ただいま台所で実験中である。
なんか、いいヒラメキが得られそうである。

実験三昧の日々である!(幸)


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年度末に思う -旧友との不思議な因縁- [仕事師]

 2006年度の最終日である。
 あっという間の2006年度である。

 今年度も、公私ともにいろいろなことがあった。

 ただ、今年度末の早朝からこうしてパソコンに向かって、
 このメルマガを書き連ねていることに感謝したい。


 今年度を振り返ってみると、何といっても二十数年前に卒業した
 大学時代の研究室の仲間との不思議な仕事での付き合いが、
 まずは思い浮かんでくる。

 最近では、ほとんどの週末、この学生時代の仲間M氏から依頼された
 仕事をこなしている。そして、その請け負った仕事を私と一緒に
 捌いている私の同僚も、かつては同じ研究室の仲間I氏である。


 学生時代とは大きく異なる分野で、その後の経歴も全く異なる
 三人が、いまこうして同じ仕事をともに、
 そして懸命に打ち込んでいるのである。

 

 巡り会わせとは、摩訶不思議な世界である。

 

 昨年の正月明けに恩師の告別式で10年ぶりの再会を果たした
 I氏が、これまでの仕事を辞して私たちの会社に飛び込んできた。
 それが、昨年の4月。ちょうど一年前である。

 その彼は当初、別の部署で私とは別の業務についていたのだが、
 そこの上司と反りが合わず、わずか3ヶ月で部署異動を命ずる
 こととなった。

 7月から私との共同戦線をはって仕事をするようになった。
 そして、しばらくすると、もうひとりの仲間M氏から恩師の
 偲ぶ会の件などで頻繁にコンタクトをとるようになっていく。

 そんなやりとりが続くなかで、ひょんなことから仕事上の
 相談を受けた。

 それじゃあということで、M氏からいくつかの仕事をいただいて
 対応したところ、上々の評価をいただいた。

 それが昨年9月。

 最初は、週末の片手間仕事というイメージで対応していたのだが、
 仕事の依頼量はどんどんと増えていく。

 半年たった今では、とても私一人の手に負える量ではなくなって
 しまった。

 今日も、同僚のIがこの仕事に早朝から勤しんでる。

 こうして、二十数年前、同じ研究室でお互いに汗を流した仲間が
 再び仕事を通じて結びついたのだ。


 ・・・


 今週末もその仕事でスケジュールがつまっている。
 年度末も年度初めも、何も関係ない。
 この仕事の結果の良し悪しがこれからの仕事に大きく影響することも
 わかっているから、ひとつも手が抜けない。

 ・・・

 それにしても、不思議な縁である。
 これも恩師の引き合わせてくれた因縁だろうと思う。

 昨日もM氏から、長距離電話をいただいた。


 あせる気持ちはわかるが、こんなときこそ腹を据えて
 ことに当たろうではないか。


 恩師も草葉の陰からじっと我々のことを見守っていてくれる
 から、きっといい方向に進むはずである。

 それを信じて一歩ずつ前進しようぜ!

 

 

 明日から新年度。

 その初日もこの仕事でスタートである。


 この一年で築き上げた信頼関係を
 ここでさらに強固なものへと発展させたいと思う。

 

 とにかく、倦まずたゆまず前進あるのみだ。

 

 

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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ だいじょうぶ だいじょうぶ ★★★

だいじょうぶ だいじょうぶ

だいじょうぶ だいじょうぶ

  • 作者: いとう ひろし
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1995/10
  • メディア: 単行本

 <キーワード>
   ・緊張感こそ、仕事の糧である
   ・あせってはいけない
   ・友達って、いいもんだね
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