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不思議な縁 [祈り]

 

 先週末、ある方と筑波山に登った。


  師走のあわただしい仕事の合間を縫って、
  たまには山に登って、
  温泉でも入って、
  おいしい蕎麦をいただきながら
  ボーっとしたり、将来の夢を語りませんか?


 そんなお誘いを受けて、即OKと返答した。


 前日の天候とは打って変わり、その日は朝から
 抜けるような青空が広がっていた。

 つくば駅で待ち合わせをして、そこから車で
 ロープウェイの発着駅となっているつつじヶ丘に向かう。

 ロープウェイで女体山へ。
 歩いて5分で筑波山山頂にたどり着く。

 千メートルに満たない山の頂とは思えない360度の
 大パノラマがそこに開けている。

 富士山や箱根、奥多摩の山々が遠望できる。
 その手前には、都心の超高層ビル、
 その右手にはさいたま新都心のビル群。

 左の方に目を転じると、霞ヶ浦や北浦、そして水戸の先には
 大洗の海、太平洋まで見渡せる。


 関東平野を一望できるこの迫力は、必見の価値あり!!


 冷たい風を背に受けて、大きく深呼吸・・・
 しばし無の境地で山頂からの絶景を堪能した。


  ここにくると何か山のエネルギーをもらえる気がします。


 その言葉に嘘はないと思った。


 そこから同じ道筋をたどり、今度は中腹にある老舗ホテルの
 天然温泉の露天風呂に浸かる。

 すでに紅葉はピークを過ぎていたが、落ち葉が舞い落ちて
 湯面に・・・

 空を見上げれば、白い雲が透き通るような青空の中を
 自由気ままに流れていく。


 体だけでなく、心の芯まで温まっていく。

 

 ホテルを後にした我々は、さらに麓に近い隠れ家的蕎麦屋に立寄り、
 その名物頑固蕎麦を美味しくいただく。

  ここの蕎麦は、そんじょそこらの蕎麦とわけが違います。
  コシが違います。最低30回、できれば50回良く噛んで
  蕎麦の味を堪能してくださいよ!

 蕎麦屋の親父が嬉しそうに声をかけてくれた。
 近所の農家の人が野菜を届けてくれている。

  こうして近所の人の親切があってはじめて成り立つ商売です。
  特に、よそ者の私には何よりの励みになるんです。

 さらに、蕎麦湯の濃厚さにもビックリである。

  この蕎麦湯には蕎麦の数倍のルチンが含まれているんです。
  それを飲まなきゃ、バカを見ますよ。

 蕎麦と蕎麦湯で満腹になる。

 たった数時間の出来事だったが、これだけ充実した時間を
 ゆったり過ごせたことに感謝・感激である。

 帰りの車の中で、人との縁について語り合った。

  やはり人間の最大の財産は、人脈ですね。
  パーソナル・キャピタルっていうことですね。

 人とのかかわりの中で、こうしたひと時を共有できることこそ、
 確かな信頼関係が培われていく上で大切なことなのだと実感する。


 つくば駅で心からお礼を申し上げて別れを告げ、駅を後にした。

 

 

 実は、その後日談がある。

 以下は、その後、ご一緒させていただいた方への
 お礼のメールの一部である。


  ○○様

  おかげさまで、私の体に溜まっていた邪気のようなものが、
  スッキリと取り除かれてしまったようです。

  昨日は、久しぶりにぐっすりと熟睡することができ、
  今朝は少々寝坊してしまいました。

  ・・・(中略)・・・

  実はあの後、つくば駅を後にしてから、昔、現場で大変お世話
  になったYさんという方の突然の訃報が舞い込んできました。

  ・・・(中略)・・・

  昨日の筑波山で見た景色は、一生忘れられないものと
  なりそうです。

  と申しますのも、このYさんは数年前まで茨城の現場で
  建設工事に携わっておられ、休みの日によく筑波山に
  登ったことを私に話していただいた方だったのです。

  「筑波山はいい山だ」としきりに山のお誘いを受けていたの
  ですが、ついにご一緒する機会がなかったのです。

  そのYさんが亡くなられた日に、ちょうど私は筑波山の
  山頂に立っていた・・・

  何か、因縁めいたものを感じずにはいられません。
  何か、Yさんからも大きなメッセージをいただいたよう
  にも思います。

  本当に想い出深い一日となったことに感謝しています。

  ありがとうございました。

 

 

 そして、今朝、このメールに対して返信のメールをいただいた。

 

  不思議な因縁ですね。

  私も早くに亡くなられたKさんからカラオケではいつも
  「昴」をリクエストされましたが、その歌詞のなかにあるように、
  さんざめく名も無き星達の一つになっていつも見守ってくれて
  いると感じています。(ご縁があって、常に太陽の光のような
  期待と厳しい愛情を注いでいただき、あるときは北風から
  マントのように守っていただいた、かけがえのない恩師です)

  きっとどこかで見守ってくれているはずです。

 


 そう、千の風となってどこかで見守っているはずである。

 因縁とは、そんなもののような気がする。

 


 今朝、読んだ宇野千代の「天風先生座談」の
 次の言葉が私の心に飛び込んできた。


  お前は生きることばかり考えているけれども、
  生かされている方面の命を、
  どうすれば正しく生かしていけるか、
  それを考えなければ駄目じゃないか。

  生存に対する生命のバイブレーションというものが、
  絶対に必要だということを、お前は考えていない。

  お前はただ、生きよう、生きよう、と努力をしているだけだ。
  それじゃ駄目だ。

  ものの反面だけしか見ていない。
  片っぽうの大事な部分をおろそかにしている。

 

天風先生座談

天風先生座談

  • 作者: 宇野 千代, 中村 天風
  • 出版社/メーカー: 廣済堂出版
  • 発売日: 1987/06
  • メディア: 文庫

 

 

 

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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 生きることとは? ★★★

 <キーワード>
   ・筑波山・・・日本百名山
   ・心も体も温まる
   ・あ(案)い(因)う(運)え(縁)お(恩)
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年賀状 [和尚生活]

 

 年賀はがきを購入した。


 3年ぶりの購入である。


 過去2年間は、喪中はがきを送る状況だった。


 今日、上さんが故郷に帰って実家でひとり暮らしをする父親の
 面倒をみてきた。


 その報告によれば、一時に比べると随分と元気になったとか。


 今年は、久しぶりの年賀状をしたためることができそうである。


 やはり、健康が何よりである。


 今週は、年賀状のデザインを考える時間まではなかったが、
 今度の週末はその作業にとりかかりたい。


 こんなことを書いていたら、ふと亡き祖父のことを思い出した。


 祖父は87年の人生を全うした人だが、その晩年、
 毎日の日課がスクワットと「健康」という文字の毛筆書きであった。


 その姿が、いま忽然と私の脳裏に現れた。。。


 スクワット50回は、現在の私の日課であり、
 そろそろ毛筆で年賀状を書こうかななんて思ったからだろうか。

 


 今年(来年)の年賀状は、入魂の年賀状にしようと思う。

 

 


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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 1年の計は師走にあり! ★★★

 <キーワード>
   ・長寿の秘訣
   ・健康第一
   ・楽しいこととことのやる!
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今年一年を振り返る [和尚生活]

 

 師走である。
 2007年も残り1ヶ月を切った。

 まだ1ヶ月残っているともいえるのだが、
 そろそろ来年の計画を立てる時期でもあり、
 今年一年を振り返ってみたい。


 そんなわけで、MY手帳を紐解いてみる。


 【1月】

 元旦:子供たち+母と自宅で正月を迎える。
 (受験勉強のため)

 一方、上さんは鴨川の実父とともに正月を迎えた。
 三が日は、ひたすらi-tuneにCDを取り込む作業&読書に明け暮れた。

 4日から仕事始め。
 早速、仲間と一杯やって、その勢いでカラオケに足を運んだ。

 中旬(11日)の夕方、ビジネスパートナーの社長さんと一杯やる
 予定だったが、突然倒れて緊急入院されたとの知らせを受ける。

 1月末:義母の一周忌(鴨川)にて

 【2月】

 営業で、愛知と東京を行ったりきたり。
 その間に別の分析技術の件でつくばでの打合せ。

 土壌汚染調査の大型案件が転がり込んでくる。
 大学時代の友人から依頼業務が本格化する。

 娘と末息子の受験。

 【3月】

 仙台でのプロジェクトが本格始動する。

 横浜での実証実験の成果報告会と実験の片付け。
 3月17日、末息子の中学卒業ホームパーティ。

 【4月】

 流動化処理土への適用検討を開始。
 フッ素の溶出メカニズム解明調査業務を開始。

 簡易分析ビジネスリサーチを開始。
 無機汚泥リサイクルのコンサルティング業務。

 【5月】

 仙台と名古屋、広島での活動がつづく。
 その合間に東京、那須の往復。

 横浜でのネットワーク活動も本格化。


 【6月】

 某大学との共同研究プロジェクトスタート。
 6月23日 郡上おどりin青山

 【7月】

 O氏シンガポールから帰国、面会。
 大学の同窓会。

 簡易分析システムを某大学に導入。

 【8月】

 千葉での土壌リサイクル案件でヒアリング。

 自宅ベランダでバーベキュー大会&花火。
 盆休みは鴨川にて施餓鬼。

 那須で簡易分析システム導入。

 【9月】

 蛍光X線装置の機器選定作業。
 フッ素溶出抑制対策検討業務。

 広島のK氏と初対面。
 祖母の三回忌。

 【10月】

 郡上八幡に旅行。

 自然由来重金属汚染講習会。
 浚渫土改良検討業務。

 ビッグプロジェクトへの対応検討。
 某協議会の総会開催。

 【11月】

 広島での展開を模索。
 首都圏での展開も同時に検討。

 新3ヵ年経営計画。

 ・・・・・


 かなり精力的に活動した一年だったと思う。

 本当の勝負はこれからだとも。。。

 今年を振り返りつつ、来年にどうつなげていくのか。
 今日はそんなことを考える一日としたい。

 


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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ あっという間の一年だ! ★★★

 <キーワード>
   ・温泉に行きたい
   ・目標と計画
   ・去るものと迎えるものと
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ウェブは自ら助くる者を助く [関心事]

 

 今日は梅田望夫の
 「ウェブ時代をゆく――いかに働き、いかに学ぶか(ちくま新書)」
 という本を読んだ。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)

  • 作者: 梅田 望夫
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2007/11/06
  • メディア: 新書

 梅田氏は、「ウェブ進化論」以来のファンなのであるが、今回の
 「ウェブ時代をゆく」は、その上をゆく強いバイブレーションを
 感じた名著だ。

 「ウェブ進化論」「ウェブ人間論」「フューチャリスト宣言」を経て、
 「ウェブ時代をゆく」で梅田氏は確実に進化した。

 今日の午前中、短期間で読み通したので、詳細なフレーズチェック
 はこれからの作業となるが、その終章のタイトルが・・・

 

  ウェブは自ら助くる者を助く

 

 うーーん、先週のこのメルマガで、サミュエル・スマイルズの
 「天は自ら助くる者を助く」という言葉を引用したばかりなので、
 何かのシンクロニシティを感じずにはいられない。


 この本は、そのタイトルが示すようにウェブ2.0以降のことを念頭に
 書かれた本なのだが、その本質はインターネットやウェブに留まら
 ない。

 これからどう生き、どう働くのかという人生観に直結している。
 そこに示された深い洞察が、私の心を強く揺さぶるのだ。

 同世代の人間として、彼の人生観に「ブラボー!!」と
 心から拍手を送りたい。そんな気持ちになる本である。

 

 「リアルの世界」と「ネットの世界」を行き来することで、
 より良く生きる可能性が高まり、選択肢が増えるという。

 ただ、忘れてはならないことは、「ネットの世界」は「リアルの
 世界」以上に、「自助の精神」が必要だとということ。

 「自助の精神」に基づく「勤勉の継続」が、リアル世界以上に
 求められるという主張を肝に銘じたい。


  ウェブ進化の初期に現れた新しいタイプのリーダーたちに共通する
  のは、「自分が好きなこと」「自分に向いたこと」「自分がやりた
  いこと」を対象に「勤勉の継続」が自然にできる人たちであった。

  強いられて行う「勤勉の継続」とは決定的に違って、志向性と自発
  性と能動性がすべての始まりだから、彼ら彼女らにとって、勤勉は
  苦しみではなく楽しみなのである。


 私は、ウェブ進化のリーダーではないが、この考察に強く共感する。
 実はこの次のフレーズにもっと強く共感したのだが、そこは各自で
 この本を購読して確かめていただきたい。


 本書の中ほどに「これからの知的生活には資産より時間」という節
 がある(158頁)。ここに、1976年のベストセラー『知的生活の方法』
 (渡部昇一著、講談社現代新書)の話がでてくる。

知的生活の方法 (講談社現代新書 436)

知的生活の方法 (講談社現代新書 436)

  • 作者: 渡部 昇一
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1976/01
  • メディア: 新書

 この本を梅田氏は、「生きるために水を飲むような読書」の最初の
 一冊だったと記している。

 私もこの本を大学時代に読んで、こんな知的生活を将来送ってみたい
 と思ったのが、いまの「自然体的和尚生活」のはじまりといっていい。

 確かに、これからの知的生活は、当時渡部先生が実践した理想的な
 生活様式とはかなり違ってきているのかもしれない。

 ただ、その本質は変わらないし、やり方によっては30年前より
 はるかにアプローチしやすい環境がネットの登場によって整ってきた
 ともいえる。

 要は、どの部分に知的生活の価値をフォーカスするのか、
 ライフスタイルの価値観、あるいは人生観そのものをもう一度
 問い直してみたくなってきた。


 最後に、そのヒントとなるフレーズを「ウェブ時代をゆく」から
 引用しよう。


  レールがあると思っていても、実はそのレールがどこまで続いて
  いるかなんて、誰にもわからない時代である。だから、迷ったとき
  悩んだときには、時代の大きな流れに乗った新しいことにあえて
  巻き込まれてみる。そしてそこで試行錯誤を繰り返してはその先の
  可能性を手探りしていく。

  変化の激しい時期ならではのそんな生き方も
  あんがい自由で楽しいものだ。

 


 この本、今年中にあと3回は精読したいと思う。

 

 

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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ イチオシ! ★★★

 <キーワード>
   ・日本のシステムで息苦しい思いをしている人のために
   ・「高く険しい道」と「けものみち」
   ・生きるために水を飲むような読書、パーソナル・カミオカンデ
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天は自ら助くる者を助く [祈り]

 

 娘が大学を辞めた。

 


 といっても、学校がイヤになったとか、
 授業についていけないとかいうのではない。

 自らの意志で、選んだ大学でもあり、
 難関を突破して入学できたことには満足しているという。


 ただ、大学に入学した後、夏休みの活動などを通じて、
 将来のやりたいことが明確になるにつれ、
 いまの大学生活に違和感を感じてしまったのだそうな。

 娘いわく、
 「この大学で4年間も大学生活をのほほーーーんと満喫する
  つもりはない。そんな時間の浪費はもったいない!」
 ということらしい。


 入学して半年余り、大学に退学届けを出すとともに、
 新たな通信教育型の大学に入学するべく、手続きを整えた。

 

 「もったいない!」

 

 と、世間一般の親なら、口にする言葉なのかもしれない。

 確かに、入学して半年あまりで退学届けを出すことは、
 ちょっと早計ではないか、という思いがないわけではなかった。

 もう少しあれこれ学生生活を経験する中で、自分の目標や
 興味も変わってくるのではないか、という思いも過ぎった。

 そんな思惑が錯綜する中で誘導尋問をしようとしたら、
 娘に手厳しく一喝された。


 「大学をいやになって辞めるわけじゃないの。
  やりたいことが明確になったら、それに向かって進みたい。
  そのためには、今の大学にいても意味がない。
  だから、次の手を打っただけ、ただそれだけよ!」


 うーーん、わが子ながら大したものだ、と思う。

 まず、腹が据わっている。
 そして、打算や妥協が一切ない。
 さらに、自分の性格を見事に把握している。


 確かに、いまの大学をそこそこの成績で卒業すれば、それなりに
 学歴というレッテルは獲得できる。

 しかし、それがなんなんだ、と彼女は言いたげである。
 あたしゃ、親の自慢の種のために学校に言っているわけじゃない。
 それよりも自分のやりたいことに向かって邁進する方がよっぽど
 理にかなっている――そう言いたいのだろう。


 わが子ながら、天晴れである。


 二十歳前後の自分の経験と照らし合わせても、
 彼女の意思決定力と行動力には脱帽するばかりである。


 そして、親子の血は争えないなあ、とつくづく思う。

 私自身の自然体的生き方が多少は影響しているかなと思うと、
 かえってその行動力が誇らしくもあり、またうらやましくもある。

 

 今は通信大学の入学手続きの合間を見て、運転免許取得のために
 教習所に通ったり、ボランティア活動に精を出している。


 そんな娘と昨夜は、おでんを肴にあれこれ話をした。

 運転免許をとるのでも、勉強でも、人に教わることよりも、
 自分で納得するまで、徹底的に練習するのが自分流だという。

 確かに、これまで彼女は塾や予備校にも一切通わず、
 ただひたすら学校の予習と復習を繰り返し、あとは
 通信教育のテキストを擦り切れるほど使い込んでいた。

 正直私は、彼女を含めて子供たちに一度も学校の勉強を
 教えたことはない。

 運転免許もできれば、人に教えてもらうのではなく、
 人のいないところで徹底して練習したいとうので、

 「よし、それじゃあ、路上にでたらオレが助手席に載ってやるよ」

 と言ったら、「ノーサンキュー!」とあっさり返事が返ってきた。
 (子離れできない親とは、まさにこのことか・・・トホホ)


 人には見られないように、陰で自分の気が済むまで物事に
 打ち込む――この性分は、まさに親父譲りである。


 人に見られて赤恥をさらしたくないという意識と、
 人には見られなくても神(天)は全てはお見通しだという意識・・・

 外部からの余計な雑音をシャットアウトして
 ものごとに集中することが飛躍的な成果につながるという
 わが家の秘伝を彼女はよく受け継いでいる。

 

 

 「天は自ら助くる者を助く」
  Heaven helps those who help themselves.



 

スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫

スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫

  • 作者: サミュエル スマイルズ
  • 出版社/メーカー: 三笠書房
  • 発売日: 2002/03
  • メディア: 文庫

西国立志編

西国立志編

  • 作者: サミュエル・スマイルズ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1981/01
  • メディア: 文庫

 


 そんな言葉が私の頭に降りてきた。

 


 陰ながら娘の行く末を見守ることにしたい。

 

 


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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 天はすべてお見通し・・・だね ★★★

 <キーワード>
   ・陰の努力は必ず報われる
   ・まだまだ娘にゃ、負けられん!
   ・明日に向かって、顔晴ろう!
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朝令暮改 [和尚生活]

 

 前回は、更年期障害の話をした。
 もう、年甲斐もない馬鹿な真似はよそう!――そう誓った。


 ・・・

 ところが・・・

 ・・・


 またしても私のハートに火をつける本を手にしてしまった。。。


 先日、新宿の紀伊国屋書店の周辺をぶらぶら歩いていた。

 いつものように店頭に並んでいる本に目をやると、
 一冊の水色の表紙の新書が私の目に飛び込んできた。


 「角川SSC新書創刊!」の赤い帯とともに、

 「わが青春のロック黄金狂時代
   ビートルズからボン・ジョヴィまで」

わが青春のロック黄金狂時代―ビートルズからボン・ジョヴィまで (角川SSC新書 4)

わが青春のロック黄金狂時代―ビートルズからボン・ジョヴィまで (角川SSC新書 4)

  • 作者: 東郷 かおる子
  • 出版社/メーカー: 角川・エス・エス・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2007/10
  • メディア: 新書

 そして帯には、次の文字が・・・

 「今、明かされるロックスターたちの素顔
    ツェッペリン
    クイーン
    ストーンズ
    エアロスミス
    クラプトン
    サンタナ
    キッス
    レインボー
    ボン・ジョヴィ・・・

 おおおおおおおお~っ!
 超懐かしいロックグループの名前が、そこに記されているではないか!
 (久しぶりに血が熱くなるのを感じた)


 早速、本を購入して一気に読み終えた。

 はじめてビートルズのアルバムを購入したときのこと、
 はじめてのロックコンサートが武道館のクラプトンだったこと、
 はじめて、レイラを聞いたときの感動、
 ツェッペリンやパープルにのめり込んだ日々、
 ピンク・フロイドやクリムゾンに魅了された瞑想の日々、
 うーーーん、よみがえってきたねえ。

 著者は、元「ミュージック・ライフ」編集長、東郷かおる子氏。

 ミュージックライフについては、当時何冊か購入した程度の記憶だが、
 私の友人はまさにMLをバイブルにしていたことを思い出す。


 本の冒頭に次のような一節が出てくる。


  今、人生の折り返し点に立ち、あの時代に「面白かった、楽しかった」
  と笑顔で言える、かつてのロック少年は多分、幸せな人だ。

  昔ほしかったギターを手に、ディープ・パープルの
  「ハイウェイ・スター」を絶叫するオヤジもまた、幸せな人なのだ。


 これって、まさにオレのことだなと思わずニンマリ♪

 同じような言葉が、「終わりに」でも繰り返されている。


  夢中だった「あの頃」を持っている人は幸せだ。

  今、時々「あの頃」を引き出しから出して楽しむ余裕がある人は、
  さらに幸せだ。


 本当にそうなね!――と単純に納得。

 もともと自然体的和尚的生き方は、単純な方がいいのである。
 自然とは、複雑なようで実は単純だったりするのだ!

 (かなりこじつけか、笑)


 今日は雨も降っているから、隣近所への音もれの配慮も
 あまり気にする必要がない。

 また、昨日の病院での血液検査もマズマズの結果だったし・・・

 今日は一発、ボリュームを目一杯あげて、
 ロック三昧の一日にしようじゃないか!

 (まだまだ若いもんには負けられねえ!って感じだね)

クリムゾン・キングの宮殿 (ファイナル・ヴァージョン)(紙ジャケット仕様)

クリムゾン・キングの宮殿 (ファイナル・ヴァージョン)(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: キング・クリムゾン
  • 出版社/メーカー: WHDエンタテインメント
  • 発売日: 2006/02/22
  • メディア: CD

The Dark Side of the Moon

The Dark Side of the Moon

  • アーティスト: Pink Floyd
  • 出版社/メーカー: EMI
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

 


 ということで、先週の
 「年甲斐もない馬鹿な真似はよそう!」
 という誓いはたった一週間で撤回することにした。

 小沢さんも生き恥をさらして戻ってきたし・・・

 (これはあまり関係ないか)

 

 今週は、前向きな自然体?の週末である。

 

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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ わが青春の・・・ ★★★

 <キーワード>
   ・なぜが、ストーンズがBGMで流れている・・・
   ・ラビシャンカールのシタール音楽が聴きたい!
   ・人生、山あり谷あり
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男の更年期障害 [反省]

 

 携帯電話を紛失したという話を前回した。
 (結局、今も戻ってこない)

 そういえば最近、いろいろなものを良く忘れたり、
 無くしたり、落としたりする。

 今年に入ってからだけでも、
 財布(小銭入れ)、メガネ、運転免許書、そして、ケイタイ・・・
 まあ、命を亡くしていないからよしとするか。

 なんて、言っていたら先日お会いした50代の知り合いから、

 「それは、男の更年期障害ですね。
  私も40代の後半はひどいものでした」

 というアドバイスをいただいた。


 この方の場合、肩こりからじはじまり、物忘れ、捻挫、
 そして体の平衡感覚が急激に悪くなり、思いがけないところで
 よくつまずいたり、転んだりしたそうだ。


 確かに、思い当たる節が私にもある。


 まず、メガネをかけても焦点が合わせづらくなった。
 老眼が確実に進んでいて、メガネをかけないと遠くの
 ものは見えないし、メガネをかけると本や書類の字が
 ぼやけてしまう。

 結局、メガネをつけたりはずしたりしているうちに
 メガネそのものを無くしてしまったりする。

 そして、確かに最近よくつまずいたりする。

 こちらの方は、痛風の発作が怖くてちょっとおっかなびっくり
 歩く癖がついてしまったことも影響しているのかもしれない。

 それから機敏な動きができない。駅などの人ごみを掻い潜って
 走り抜けることができなくなってしまった。

 昔は、人の動きを本能的に察知して、サッサッと人ごみをくぐり
 抜けることを苦にしなかったのだが、それができない。

 無理にやろうとすると人にぶつかるし、駅でのスタート
 ダッシュでもすぐへばってしまう。


 うーーん、情けない。

 そう思っていたのだが、自分も更年期を感じる歳に
 なってしまったのだと思うしかない。

 要するに無理が効かなくなる歳になったと割り切ろう。


 先週も2回、そんな情けない自分を実感する羽目に・・・

 

 1回目は、御茶ノ水で一杯やったときの帰りのこと。

 23時を回ったのでそろそろお開きにして、終電に間に
 あうように電車に乗ろうとしたのだが、上野発の宇都宮線
 最終電車に間に合わなかった。

 確か、最終電車は23時38分発だったと思うのだが、
 それに間に合わなかったのである。

 自分のイメージでは、23時20分ぐらいまでなら十分
 間に合うと思っていたのだが、結局いろいろもたもたして
 いる内に乗り遅れてしまった。

 階段を走り降りたときには、最終電車はすでにホームを
 後に発車していた。

 その後、どうしたかって?
 (それはもう問うまい・・・)

 

 2回目の話は、目的地の関内までの道のりでの出来事。

 この日、ある仕事の関係で10時30分までに関内に
 行く予定だった。

 自分の自宅から横浜駅までだいたいいつもどおりの
 ルートで行けば、1時間20分程度かかる。

 関内まででもざっくり1時間30分あれば行ける。
 はずだった。。。

 多少、余裕をみて、8時30分前に自宅を出た。

 ところが・・・
 実際に関内駅についたのは、なんと10時40分だったのだ!


 多少、電車が遅れたことは確かである。

 しかし、基本的にはそれ以外の要因と判断ミスが重なって
 気がつけば2時間以上もかけた長旅をしてしまった。

 特に、ギリギリ間に合うと思っていた乗換え時間に
 ことごとく間に合わなかったことが痛かった。


 ダッシュができない。
 無理が効かない。
 そして、冷静な判断ができない。


 そんな自分を改めて自覚したのだ。
 もう、あまり無理することはやめにしようと思った。


 体と気持ちのバランスの調整が必要なのだろう。

 その危険信号が「痛風」「物忘れ」「無理が効かない」
 という形で表れているいるのだと思う。


 今年は猪突猛進の年と定めたが、来年はねずみのようにちょろちょろ
 ではなく、牛歩の一年とするか。


 横浜方面からの帰りにちょっと寄り道をすることにした。
 自分の好みの手帳とカレンダーを購入したのである。
  http://www.midori-japan.co.jp/catalog/#m_17

 

 手帳の第1ページに「無理・無茶禁止」と書き刻んだ。

 


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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 年甲斐もなく・・・ ★★★

 <キーワード>
   ・酒はほどほどに
   ・心と体のバランスバランスが重要
   ・新しい手帳に来年の思いを込める(心機一転)
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携帯電話紛失と三国志 [和尚生活]

 

 先週は外回りの仕事が多く、出張や会食も続き、
 かなりハードな日々であった。


 いまかかわっている仕事の大半は、数年前から地道に築いてきた
 ネットワークがようやく機能してきた成果でもある。

 ある地域であるもののリサイクルを長年営んでいるY社長とは、
 もう数年来のおつきあいだが、その方からはリサイクル品の
 品質管理の仕事をいただいている。

 この品質管理をするための手法開発を別の研究機関のM氏と
 共同研究してきた。その研究成果がこのたびまとまり、
 その手法AをY社長のリサイクル品に適用したのである。

 M氏からは、別の研究テーマで新しい仕事もいただいた。

 一方、その管理手法Aやもうひとつ別の環境改善開発技術Bを
 駆使して、別の企業のM2氏に売り込んでいる。
 その仕事を高く評価していただき、M2氏からも追加の注文を
 いただいた。

 さらに、この手法Aと技術Bを組み合わせたネットワークが
 さまざまなビジネスチャンスを、そして新たなネットワークを
 生み出そうとしている。

 先週はそのネットワークをさらに深く広い網に広げようと奔走
 していたのである。

 ネットワーク、そして信頼関係の構築・・・
 これは仕事をする上で、大変貴重である。

 やはりビジネスというのは、短期間に大きくするものではなく、
 地道にひとつずつ信用を築きながら大きくしていくことが重要だ
 とつくづく思うのである。

 というか、私には、そのやり方がどうやら向いていると
 いうことがようやくわかったということかな。

 「三国志」でいえば、劉備のような生き方をしたい。
 そう思うのである。

 

 この2ヶ月ほど、北方謙三の「三国志」をずっと読んでいて、
 先週ようやく全13巻の文庫本を読み終えたところである。
 

三国志 (1の巻)

三国志 (1の巻)

  • 作者: 北方 謙三
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売日: 2001/06
  • メディア: 文庫

 徳の将軍と言われている劉備だが、北方三国志では単なる人徳のある
 人としてだけではなく、時には憤怒して爆発し、また時には自分が
 助かるために妻子もおいて逃げ出すような泥臭いを示す場面が随所に
 登場する。

 そんな劉備(大兄貴)に対して志をひとつにして集まってくる仲間たち。

 劉備、関羽、張飛の三人の固い絆・・・三人で一人として、
 お互いの欠点を補い、長所を最大限に発揮させる。

 こんなビジネスが展開できたらいいなあ、なんて思いながら
 北方三国志を読み終えた。

 

 

 帰りの新幹線の中で北方三国志の終巻を読み終えたときに、
 ふと携帯電話がない事に気がついた。

 これが先週の木曜の夜のことである。

 普段は、首から紐で吊り下げ、ベルトのホルダーにしまっておくのだが、
 そのときは腕時計の電池が切れて、時計代わりに紐やホルダーから
 切り離して携帯電話単体で使っていたのだ。

 当日の行動を記憶でたどっていくと、あるホテルでの懇親会までは
 利用していたことを思い出すことができた。

 とすると、そのホテルか、タクシーの中か、あるいは飲み屋か・・・
 新幹線の中には少なくとも落ちていなかった。

 翌日(金曜日)、あれこれ連絡をとって探してみたが、見つからず。
 結局、新しい携帯を購入することにした。

 それにしても、これで携帯に登録していた携帯のアドレスはすべて
 手元から消え失せてしまった。

 うーーーん。これは痛い!!


 たしかに、そうも思ったが、逆に言えば、過去の余計なしがらみを
 絶つ上では返ってスッキリするかな、と開き直ることにした。

 ネットワークが本物なら、携帯の電話番号がなくてもどうにか
 つながるだろう!・・・なんてね(笑)。

 今年に入ってから、運転免許証に続き、携帯電話もか・・・
 やはり、飲みすぎには注意したい。


 そして私は、「泥臭く、人間臭い劉備?」という生き方で行こう。
 そうと決めた!


 さて、今度は北方水滸伝にチャレンジするか!?
 

水滸伝〈1〉曙光の章 (集英社文庫)

水滸伝〈1〉曙光の章 (集英社文庫)

  • 作者: 北方 謙三
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 文庫

 

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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 携帯のない暮らしへの憧れ ★★★

 <キーワード>
   ・信頼関係は一日にして構築されず
   ・諸葛亮的日々?
   ・飲みすぎ注意(反省モード)^^;
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仕事雑感 [仕事師]

 

 この2日間は家にこもって、普段なかなか手がつけられないでいた
 仕事というか雑用をしこしことこなした。


 まずは、ある大学院の修士論文の研究データに関する考察と
 学生さんへのアドヴァイスという作業。

 これまで、この研究については、なかなか時間を割いて考察する
 時間が取れなかったのだが、気がつけばもう10月半ば。

 ここできちんとした考察と方向付けができないと
 最終のまとめはおぼつかないなと感じたので、
 ついに重い腰をあげてしまったという感じだ。

 この作業は相手(学生)とのやりとりが前提となるのだが、
 正直、なかなかそのやりとりが噛みあわない。

 ついに痺れを切らして、こちらが動いてしまったというのが
 実状である。

 それにしても、いまどきの学生は・・・

 なんて言いたくないが、そんな情けない思いがこみ上げてくる。

 「いまどきの学生は・・・」という思いが出てくるのは、
 やはり年をとった証拠なのかもしれない。


 次に行った作業は、ある人の技術士受験のためのアドヴァイス。
 経験論文の添削を行ったわけだが、なかなかしっかり書けていた。

 彼も、すでに30代の半ばに入っているから、決して若いとは
 いえないかもしれないが、それなりにしっかりした論文を
 まとめる能力を有していると感じた次第である。

 こちらは、「ヨシヨシ」である。

 社会でもまれて、着実に成長している姿にたくましさを感じた。


 最後は、あるビジネスのマーケティング戦略を立てる仕事について
 そのデータ収集と整理、そしてイントロダクションをまとめた。

 これから本格的なシナリオづくりを行っていきたいと考えている。


 20代の学生さんの仕事
 30代の若手(?)中堅社員の仕事
 40代のベテラン社員の仕事


 いろいろな仕事が、自分のスキルを磨いてくれるのだなと、
 実感した週末であった。

 

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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 仕事は楽しい ★★★

 <キーワード>
   ・まだまだ若いもんにゃ、負けんぜよ
   ・頑張るヤツには力を貸しまっせ!
   ・やっぱ持つべきもんは、友達・先輩・後輩だっち
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笑顔の再会 [感謝!]



 この連休を利用して、かつて家族で暮らした
 郡上八幡に出かけてきた。

 この地を離れてもう8年になる。

 私自身はこの8年間に数度、この地を訪れているが、
 家族揃ってこの地を訪れるのは7年ぶりである。
 (ただし長男は今回は不参加)

 家族のそれぞれがそれぞれの思いで、この旅に臨み、
 そして新たな想い出を胸に刻んだようだ。


 私にとって、今回の旅で一番印象に残ったこと、
 それは、再会を果たした人々の「笑顔」である。


 8年という歳月は、それぞれの人生にとって、
 さまざまな歴史を刻んでいる。

 その間にさまざまな出来事が、
 それぞれの家庭や自身の身に
 振りかかってきたことだろう。

 それは必ずしも楽しい出来事ばかりではなかったはずだ。
 不幸や艱難にもめぐり合っていると思う。

 自分自身のことを考えても、この8年間の中で、
 相当大きな人生航路の軌道修正がなされたことは事実である。

 また、身内の不幸もあったし、
 私自身も体のあちこちにガタが来ている。

 大なり、小なり、それぞれに悩みも抱えてるのだと察する。


 でも、そんなことを感じさせない再会ができた
 ことにまずは感謝したい。

 突然の来訪にもかかわらず、最高の「笑顔」で私たちを迎え、
 そしてもてなしてくれたことが、何よりもの贈り物である。

 多くの言葉は、要らない。

 その笑顔があれば、人はまた力強く生きていけるのだ。


 そんなことを感じさせてくれるいい旅であった。

 往復1000kmのドライブ。
 丸2日間の旅行で、大切な宝物をいただいた気がする。

IMG_5489.jpg

IMG_5505.jpg

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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 笑顔は薬だ ★★★

 <キーワード>
   ・また会いましょう
   ・川のせせらぎに癒される
   ・みたらしだんごの想い出
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祖母の三回忌 [祈り]

 

 今日はこれから祖母の3回忌にため、
 実家に家族で向かう予定である。

 祖母がなくなってもう2年もたつのかと、
 改めて時の立つ早さに驚いている。

 思えば、2年前の9月、母とのオーストラリア・パースの旅から
 日本に戻ってきた直後、祖母はその98年の人生を閉じたのである。


 今、生きていれば、100歳か・・・


 今日はごくごく身内だけで、供養をして、会食する。


 わが家族が実家において一堂に会するのは、
 実に久しぶりである。

 昨年の一周忌の時は、子供の受験などと重なり、
 結局全員参加というわけに行かなかった。

 また、上さんの方も母親が亡くなったり、父親が衰弱したりで、
 ほとんど私の方の実家には寄っていない状態だった。

 結局、長男がちょくちょく、私と娘がたまに個別で実家に
 立ち寄る程度で、家族揃って実家を訪問することが
 なかったのである。


 これはやはり親不孝なことであり、
 やはり親不孝は良くない。


 先日、北尾吉孝さんの「何のために働くのか」
 という本を読んでいたら、こんな一節が出ていた。

  中国のある皇帝が次の宰相を誰にするかと考えて、「あいつは
  どうだろう」と側近に相談したのです。すると、その側近は
  「あの人は駄目です。すぐ近くに母親が住んでいるのに、この
  三年の間、家を訪ねたという話を聞いたことがありません。親に
  孝を尽くせない者が、どうして君に忠することができましょうか」
  と答えました。それを聞いた皇帝は「なるほど」と納得し、意中の
  人物を宰相にするのをとりやめたということです。

  孝というのは、信頼の基本となるものなのだと思います。

何のために働くのか

何のために働くのか

  • 作者: 北尾 吉孝
  • 出版社/メーカー: 致知出版社
  • 発売日: 2007/03
  • メディア: 単行本


 今日ぐらいは、精いっぱい親孝行をしてきたい。

 


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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 家族の絆 ★★★

 <キーワード>
   ・般若心経を唱えよう
   ・一堂に会することはいいことだ
   ・北尾さんの本、良いです。心に沁みます。
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ドブ掃除と井戸端会議 [和尚生活]

 

 今日は3ヶ月に一度の町内隣組のドブ掃除の日。
 朝の8時から小一時間かけて、町内のドブを掃除してまわった。

 季節の変わり目、3ヶ月に一度のペースの作業なので、
 次回は年末(12月の第4日曜日)ということになる。

 時の流れはなんと速いことか・・・

 ドブ掃除が一通り済んだので、その勢いを借りて
 家の周り草むしりを始めた。

 この一月でまたまた雑草が膝の丈ほどに生い茂っている。
 時の流れの速さとともに、雑草のたくましさにも
 改めて驚嘆する。

 そんな草むしりの作業の中で、井戸端会議がはじまった。

 「今年の夏の暑さにはマイッタ!」からはじまり、
 「近所の親父さんが急逝した」とか、
 「近所の空き地に建売住宅の計画が遅れている」という情報、
 あるいは、「お互いの家族の健康状態」などなど・・・

 最後は、「とにかく健康がイチバン」ということで散会した。


 都会では、こうした近所づきあいも減ってきているのだろうが、
 私の住んでいるところでは、まだ少しは残っている。

 こうして向こう三軒両隣が定期的に作業を共にすることで、
 連帯意識が生まれているのは確かなことである。


 (それはいい意味でも、悪い意味でも)


 ただ、その近所づきあいの距離感も、微妙に変化してきている。
 同じ班内の高齢化は避けて通れない状況である。

 若い世代がこうした近所づきあいにどこまで着いてくるのか、
 心配な面もある。確かに、私の家の子供たちを含めて、
 若い世代がこうした近所づきあいから遠ざかっているは事実だ。

 そうはいっても、毎日井戸端会議に花を咲かせるほどの
 つきあいがいいものなのか。
 それでは、わずらわしさを感じないわけにはいくまい。

 毎日、おつきあいするわけでもなく、会えば軽く会釈をして
 挨拶をする。

 「おはようございます」「毎日暑いですね」
 「行ってきます」「行ってらっしゃい」
 「ただいま」「おかえりなさい」

 こうした挨拶を通じて、お互いの距離感を確かめ、
 たまにはこうして井戸端会議をする。

 そのなかで、一種の連帯感を持ち、
 ひいては地域に馴染み、溶け込む。

 これができることが、現代社会で順応する
 ひとつの能力でることは間違いない。


 (うちの上さんは、この能力は抜群である)


 この能力の欠けている(あるいは、失ってしまった?)
 人間が世の中に氾濫している。

 (私自身もそのひとりかもしれない)

 (結局、適度の距離感を保ちながら、孤独にはならない
  こういった状況をつくりだすことが生きる術として
  大切なことなのだ)


 そんなことを草むしりをしながら考えた。


 この地に引っ越してきてはや8年。

 やはり住めば都なのだ。


 時の立つ速さとともに雑草のたくましさを感じる中で、
 私たちの家族も、確実にこの地に根付いていると感じた。

 


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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 暑さ寒さも彼岸まで ★★★

 <キーワード>
   ・住めば都
   ・雑草のようにたくましく!
   ・根を生やす
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集中力と忙中閑あり [和尚生活]

 

 

 先週は、主に首都圏を動き回り、さまざまな人と直接
 お会いして情報交換する機会を多く持った。

 そのなかで、とても不思議なことだと思ったのは
 久しぶりに対面した複数の知人から、

 「メルマガ読んでるよ!」

 という言葉をかけていただいたことだ。

 全く接点のない複数(なんと3人)の方から、
 異口同音に「メルマガを読んで元気もらってます」
 的な言葉をいただいたのである。

 私は、現在3本のメルマガを配信している。
 といっても、そのうちの1本はほとんど休眠状態なので、
 実質的には2本なのだが。。。

 平日の毎朝配信するメルマガともうひとつが休日配信しているメルマガ。

 いずれも大した内容のことは書いていないのだが、
 その日その時に思ったことをつれづれなるままに
 パソコンに打ち込んでいる。

 平日の早朝に配信するメルマガは、毎日自分に気合を
 入れるために、自分に向かって毎日配信している。

 結構、このメルマガを気に入って読んでくれている人が
 いるようである。まあ、毎日のことだし、また限られた
 時間で書いて配信しているので、大したことは書けないが、
 集中して気持ちだけは込めているつもりだ。


 そして、もうひとつのメルマガ(ブログ)がこの「自然体」なのだが、
 このメルマガは、もともとば休日にリラックスモード
 で配信することを目指して始めたメルマガである。

 なのだが、この数年、自分の仕事のスタイルが変わり、
 ほとんどリラックスモードで配信することができていない。

 今日も、ついさっきまで今週の打合せのレジュメづくりに
 集中していた。昨日の午後から資料の収集、データ整理、
 そしてデータ解析、さらには、そのまとめや考察と
 いくつく間のないほど集中して書いた。

 ほぼ24時間ぶっ通しでこのレジュメを書いたのだ。
 今朝は午前2時から机に向かっている。

 やっと一息ついていまこうしてこのメルマガ&ブログを書き始めた
 のだが、やはり集中力の余韻でこのメルマガを書いている。
 (なので、かなり支離滅裂な文章になっていることは否めない)

 とてもリラックスモードとは程遠い。


 でも、一仕事終えた後は、実に気分がいいのである。


 こんな日曜日があれからこそ、自分の趣味の時間が
 より貴重な時間だと思えるのだろう。


 休眠中のメルマガもそろそろ復活させようかとも思っている。


 こちらのメルマガネタも相当溜まってきたし・・・

 

 やはり、「読んでるよ!」の一言は何よりも力になる
 エネルギー源である。


 こうして忙中閑あり的メルマガの配信が、
 実は私にはもっとも相応しいのかもしれない。


 そんな思いが頭の中を巡っている。

 

菜の花の沖〈6〉 (文春文庫)

菜の花の沖〈6〉 (文春文庫)

  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2000/09
  • メディア: 文庫

 

 今日の夜は、この本でクールダウン(アップ?)しようと思う。


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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 心を亡くすと書いて忙しい ★★★

 <キーワード>
   ・今週も配信しますよ!
   ・来週は郡上八幡か?
   ・それともBBQか??
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スキヤキと虫の声 [和尚生活]

 

 昼間はともかくとして、
 朝晩はだいぶ過ごしやすい季節になってきた。

 昨日の晩は、久しぶりに自宅で残業?してしまったので、
 夕食が遅くなってしまった。

 ダイニングテーブルには、鉄の鍋が置いてあり、
 遅い夕食を娘とともにいただいた。

 娘も友達と会っていて、帰りが少し遅くなったらしい。

 鉄鍋の中身は、「スキヤキ」
 そろそろ鍋物が恋しくなる季節かなと思っていただけに、
 スキヤキにジ~~ンときてしまった。

 そして、スキヤキを食べながら、話が弾み、
 9月の連休を利用して、第二の故郷である郡上八幡に
 旅行しようという話が持ち上がった。


  娘:おとう(←わたしのこと)、八幡に行こうよ!

  私:今月はいろいろ忙しいからな・・・

  娘:忙しいなんていってたら、
    いつまでたってもどこも行けないよ。

  私:それもそうなんだけど・・・

  娘:行くと決めたら、それに合わせてスケジュールを組めば
    いいだけよ。行けると思えば絶対行けるんだから!
    ねっ、行こう!行こう!

  私:それもそうだな、それじゃあ行くべえか。


 こんな会話ができることに感謝しつつ、
 外のベランダに出てみると、
 虫の声が鳴り響いていた。


 いい季節だな。
 そして、人生も・・・


 そう想いながら、夜空を見上げた。


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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 郡上八幡へ行こう! ★★★

 <キーワード>
   ・上を向いて歩こう
   ・コロコロとよくなく閻魔コオロギ
   ・まずは想うこと、すべてはそこからはじまる
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バッハと読書 [和尚生活]

 

 夏休みが明けて1週間が経過したが、
 休みの時に覚えた昼寝の習慣が身についてしまい、
 そのモードからなかなか抜け出せない。

 いつもの週末は、4時に起床して、朝の10時ごろまでに
 一仕事終え、それから好きな読書や日曜大工をやるという
 パターンなのだが、一仕事する前にダラダラしたモードに
 なってしまうのだ。

 これも暑さの性かなと考え、
 昨日、今日は思いっきりだらけモードにしてみた。


 照り返しの強い屋上のベランダに日よけのタープを張り、
 バッハのカンタータを聴きながら読書をするという、
 生活を2日間たっぷり味わった。


 まるで瞑想三昧の生活である。


 そのうちの半分は転寝状態である。


 こんな生活を2日もやると、少し人生観も変わってくるようだ。


 なんだか、コセコセしたことがバカらしくなってきた。


 この秋は自分の人生転機になるかもしれんな。


 秋の読書のネタを探しに、ブックオフに走った・・・

 

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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 夏は暑い方がいい ★★★

 <キーワード>
   ・8月最後の日曜日
   ・志はあるか
   ・水のように生きる
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過ぎ行く夏 [和尚生活]

 

 今日で夏休みもおしまい。

 それなりに充電できた。

 夏の終わりは、プリンスのpurple rainでしめくくり。

 そして今日のラストソングがいとしのレイラ・・・

 

いとしのレイラ

いとしのレイラ

  • アーティスト: デレク&ザ・ドミノス
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
  • 発売日: 2006/06/21
  • メディア: CD

 

 また、明日から戦闘モードである。


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祭りの前の楽しさは・・・熱い胸さわぎ [和尚生活]

 

 台風5号の影響もほとんどなく、
 今日の日を迎えることができた。

 感謝である。

 それにしても、暑い!
 夏のホームパーティには絶好の暑さである。

 今日はこれから、わが家でホームパーティーなのである。
 朝から、会場の設営やら、買出しやらであわただしい。

 このあわただしさが実にいい。

 今日は町の祭りも開催される。
 夜は花火大会もある。

 その花火大会をわが家の屋上から、夕涼みをしながら
 眺めようというのが、今日のメインイベント。


 いま、ようやく準備が終わって、これから一杯やりながら
 お客さんを待つとしよう。


 BGMは、サザン、達郎、ユーミン、竹内まりや、
 そして大瀧詠一・・・(なんか、80年代だね)


 熱い胸さわぎがする・・・

P8040017.jpg

P8040018.jpg

P8040019.jpg

準備完了!

 

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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 胸さわぎの腰つき ★★★

 <キーワード>
   ・郡上のなあ、ハチマン出てゆくときは・・・
   ・時をかける少女
   ・君は天然色!~A LONG VACATION
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草むしりと選挙 [関心事]

 

 今度の土曜日は、わが家でホームパーティを開催する予定だ。

 昨年の夏、わが末息子の中学のサッカー部の仲間とその親が
 一堂に会してわが家に集まった。

 そのことがきっかけとなり、不定期ではあるがこうした
 パーティーを開催するようになった。

 前回の開催は、3月。

 とてつもない寒さと強風の中でにもかかわらず、
 中学の卒業を前にこのときは40人を越える人が集まり、
 朝までパーティーは盛り上がっていた。
 (私は途中で寝てしまったが・・・)


 高校に入って、それぞれの道を歩み始めた子供たち。

 サッカー留学で他の県にわたり、全寮制の高校生活で
 サッカー三昧に明け暮れている者もいる。

 高校に入って、サッカー部に入らなかった者もいる。

 わが息子のように、地元の高校でサッカー部には入って
 それなりにサッカーを楽しんでいる者もいる。

 離れ離れになって4ヶ月。

 どんな面々が集まってくるのか。
 今から楽しみにしている。


 そんなパーティーの予定があるので、
 我が家のベランダの掃除や家の周りの草むしりを昨日は行った。

 午後から雷雨という予報が出ていたので、
 午前中に選挙の投票と草むしりを行った。

 2ヶ月ぶりの草むしり。

 この時期、雑草の成長は著しい。
 腰の丈まで伸びた雑草が、あたり一面に生えている。

 ちょっと手をつけないと知らないうちにこんなにも
 伸びてしまうのかと、自然の成長に驚きを感じながら、
 汗だくになって草むしりをした。

 いい汗をかいた。


 そして、午後は予報通りの雷雨である。

 雷の鳴ってときは、さすがに家の中で本を読んだりしていたが、
 雷が遠ざかってもまだ雨が降り続いていたので、
 この雨を利用してベランダをデッキブラシで磨いた。

 雨にぬれながらの掃除で午前中のほてった体が
 少し引き締まったような気がする。

 このところ、ベランダもあまり手入れをしていなかったので、
 いたるところにくもの巣がかかったり、鳥の糞が落ちていたり
 していた。

 いつの間にか、ツタも生え放題に生えていたので、
 それも剪定した。


 こうして、草むしりをしたりベランダ掃除をしたりしていると、
 体が自然に溶け込んでいくような心地よい感覚が湧いてくる。

 自然も全く手をつけないと人間を寄せ付けない状態になってしまう。
 それを人の手を加えて整備し、人との共存を目指そうという
 わけである。

 草むしりもベランダ掃除も家の中の掃除と違って、
 季節の移り変わりという自然の変化を感じながらの
 作業となるので、楽しい。


 よし、これで準備OK。

 


 夜は、選挙速報を見た。

 というか、選挙速報を見たとたん、民主党の大勝を伝える報道が
 即座に出てしまったので、すぐに酒飲み時間となった。

 いまは出口調査という手法で、大勢はすぐにわかってしまうらしい。

 予想されていたこととはいえ、選挙速報が始まって5分も
 経たないうちに、大勢が判明してしまう放送のあり方に疑問を感じた。

 もちろん、立候補した当事者にとっては、いてもたってもいられない
 状況だろうが、我々投票した者にとっては、その結果がどんな形で
 表れるのか、じっくり見定めたいとも思うわけである。

 開票も進まない(始まらない?)うちに、当選や当選確実と
 いわれても、未も蓋もないような気がしてしまう。

 もう少し、選挙の勝敗の行方をじっくり見ながら、ちびちび
 一杯やる予定をしていたのに、これではお楽しみも何もない。

 というわけで、昨夜は酒を一気にあおってふて寝してしまった。

 

 そんなわけで、このメルマガも今朝、書き記している次第である。

 

 2年前、自民党が大勝したとき、今回の民主党の大勝を
 予想した人はいるのだろうか?


 自然も移ろいやすいが、人もまた移ろいやすい。


 気がつかないうちに、自民党の中に雑草が
 生い茂ってしまったようである。

 ここは大敗を謙虚に受け止め、
 草むしりからはじめてもらいた。

 民主党も今回の選挙の圧勝に奢ることなく、
 くもの巣を払いながら、ベランダ磨きに励んでいただきた。


 民意とはかくも移ろいやすいものなのだから。。。

 


 ------------------------------------------------------------------
 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 民意のバランス感覚? ★★★

 <キーワード>
   ・腐るな自民党
   ・奢るな民主党
   ・本当に、まじめにコツコツだよ!
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メタボ一直線 [健康]

 

 この2週間は、正直酒びたりの毎日であった。

 激辛中華あり、
 焼酎と季節はずれの秋刀魚あり、
 はたまた見た目にもきれいな日本料理あり、
 そしてワインと焼き鳥あり・・・


 暑気払いと称する飲み会を連日連夜行った。


 ちっとも暑くないのに・・・


 昨日の金曜日には2ヶ月に一回の定期健診が控えていたのだが、
 そんなことはおかまいなして、飲み歩いた。

 

 そして、その結果が昨日の検診にてき面に表れてしまった。

 

 血圧 125-84
 これはまあまあの数字である。

 

 血糖 100mg/dl
 これはなんとかセーフだ。

 

 そして痛風源の尿酸値は・・・6.6mg/dl
 薬を飲んでいてこの値は、ちとまずいぞ!
 やはり4~5をキープせねばね。

 

 総コレステロール 255mg/dl
 いやー、なかなか下がりませんなこの値が!

 

 

 


 そして、中性脂肪は・・・・・
 634mg/dl !!!!!
 いやー、ダントツ過去最高値を更新!


 (そりゃ、そうだろ。うまいものばっか食って、
  酒ばっか飲んでりゃ、そうなるはずだ)
 と天の声が聞こえてくる。

 

 この数字をみて、主治医が思わず、
 「メタボ一直線!!」
 と叫んで笑っていた。


 そんな主治医に返す言葉もない。


 「この値はまずいね」
 という私にとりつく島を与えない。


 「このままだと早死にするよ!」
 とも・・・


 私「・・・・」

 

 久しぶりに大ショックを受けてしまった。

 

 

 そして、昨日から禁酒生活が始まった。


 まずはアルコールを体内から追い出して、
 それから減量に励もう・・・

 

 いやー、それにしても
 本当に飲みすぎ注意!だね

 


 自分の体は自分で労わらねば・・・

 

 反省モードはしばらく続きそうである。

 

 

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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 休肝日 ★★★

 <キーワード>
   ・アル中ではない
   ・アブサン和尚でもない
   ・でも酒はうまい
 ------------------------------------------------------------------


 


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同期生の訃報 [祈り]

 

 週末は大学の同窓会があり、台風が接近するなか、横浜に出向いた。

 これまで同窓会には何度か足を運んだが、どちらかというと
 消極的な参加にとどまっていた。

 はっきり言えば、同窓会という存在に有難味を感じることも
 なかったし、同窓というだけで深い絆を意識することもなかった。

 しかし、一昨年の恩師の死を契機にその考え方が
 徐々に変わりつつある。

 昨年は、同窓会の総会には足を運ばなかったものの、
 2次会の研究室の飲み会には顔を出した。

 そこで懐かしい面々との再会や
 その後に続くさまざまな仕事上のつながりが
 同窓ということへの関心を高めたようである。

 今年の同窓会では、同期のM君が学会の賞をいただいた
 記念の講演もあり、是非とも参加しようという気にも
 なっていた。

 そのM君が講演の中で、私の仕事を高く評価し、
 みんなの前でわたしの仕事をPRしてくれた。


 なんか恥ずかしいやら嬉しいやら・・・


 M君をはじめ、同窓というキーワードで現在仕事や
 プライベートでのつながりができている。

 数年前までは考えられなかったようなネットワークが
 地下に深く根ざしつつある。

 大学を卒業して今年は25周年に当たる節目の年。
 同窓ということの意味をもう一度かみしめてみたいと思う。


 その同窓会の直前に、同期の訃報が届いた。

 会議中にくも膜下出血で突然倒れ、
 そのまま帰らぬ人になったらしい。

 こんな訃報が届くと、他人事ではいられなくなる。

 もうすぐ50台になる身として、死という影が少しずつ
 身近に迫ってくるような気がしてしまう。


 おそらくこれからの10年が社会に対する仕事での
 貢献という意味で、最もその真価が問われることに
 なる年齢だろう。

 その前に逝ってしまう無念さを思うと眠れなくなる。

 

 

 台風一過のこの深夜にひとりもの想いに耽っている。

 

 

 ------------------------------------------------------------------
 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 仰げば尊しわが師の恩 ★★★

 <キーワード>
   ・年長者としての責任
   ・大学の行方は・・・
   ・今を生き切る
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セルリノ生活2007夏の陣 [和尚生活]



 昨日から、わが書斎は混沌の極みに達している。

 ある書類を捜して、本棚の整理をしていたら、
 またまたDIYの虫が体の中で騒ぎ出した。

 そして少しやろうと思って手をつけ出したのが後の祭り・・・

 途中でアタマの中で閃光が走った!
 ピピピピィ・・・ひらめきのポーズ。

 気がついたら、もう後戻りができない状態にまで
 手をつけてしまった。

IMG_5465.jpgIMG_5466.jpg





 セルリノ生活2007夏の陣のはじまりである。







 今回のテーマは、スペースの拡張







 これまで隣の部屋で押入れとして使ってきた1畳のスペースを
 書斎のスペースとして取り込もうというのが狙いだ。

 これによって本棚の数が増えるとともに作業スペースが
 大きく確保できることになるだろう。


 そして、同時にこれまで書庫に眠っていた数々の古い書類の
 電子データ化という大構想が閃いたのだ。




 今年は年男。
 もう一回りすると、次は還暦を迎えることになる。





 これまでの48年間の人生で、おびただしい書籍
 ととともに雑誌の切り抜きを含め、書類を蓄積してきた。

 本や書類は、その都度整理処分してきたつもりだが、
 それでも溜まってしまうのが自然の摂理。

 この機に要らないものは処分し、有用なものは再び自分の
 記憶の中に留めるために電子データとして保存し、
 いつでもデータベースとして利用できるようにしたいと考えた。


 私が死んでしまったら、この書斎はただのガラクタの山。
 そんな思いが私の頭を過ぎったのだ。


 確かに、死後の世界までこの財産(自分にとって)を
 持って逝くことはできない。

 だから、せめて死ぬまでに自分の貯めた書籍や書類を整理し、
 こうしたメルマガやブログに書き留め、
 自分のたどった足跡を残すとともに、
 ゴミとして処理する作業を前倒しで進めることにしたのである。


 私がこの世から去るとき、
 きれいさっぱりこの書斎が空っぽになっている。

 そんなことを考えながら、
 いまセルリノ生活を送っている。




 書斎を空っぽにするのに、書斎を広げる必要はないではないか?
 という突込みが聞こえてきそうである。


 さにあらず・・・


 いまある書類をただ捨てるだけでは脳がないではないか。


 ここまで留めておいた書類を過去の記憶とともに蘇らせ、
 自分のコメントともに電子データ化する。


 できれば、そうしたコメントをこのメルマガやブログにアップして
 自分史を着実に構築していくという壮大な構想・・・

 そのための作業場として、書斎のスペースは是非とも広げたいのだ。





 死んだときに、
 自分史が完成し、
 そのときは書斎がスッキリ。





 なんと美しい姿ではないか・・・





 というわけで、こんな朝からワクワクしながら
 作業をしているというわけである。



 今回の改装は、夏休みを利用すれば、
 おそらく1ヶ月くらいで済むだろう。




 ただ、そこからが本当の意味での
 セルリノ生活の始まりなのである。






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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 広がる空間 ★★★

 <キーワード>
   ・混沌状態からのヒラメキ
   ・耐震補強も同時に行おう!
   ・死を意識する
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ホームパーティ [地域密着]

 

 金曜日の夜、わが家のベランダでささやかな
 ホームパーティを開催した。

 かみさんの仲間が3人、私とかみさん、
 それに末息子を含め、計6人での会となった。


 あいにく雨模様で、屋上での開放的なパーティーというわけには
 行かなかったが、ベランダで雨宿りしながら、ジュースやビール、
 チュウハイなどで深夜まで楽しいひと時を過ごすことができた。


 私と息子はこの会に初参加だった。
 というか、いつもは近所の飲み屋やファミレスでこの会を
 催しているので、我々の出番はないのだが・・・

 1000円の会費で、十分に飲み食いできた。
 そして同世代の働く女性、親としての本音を
 聴くことができたことは私にとって大きな収穫だった。


 一方のかみさん連中も、自家製のベランダでの
 ホームパーティをいたく気に入ってくれた。


 私というよりは、私の作ったベランダと息子の
 飛び入り参加が良かったらしい。


 さっそく、今度は夏にバーベキューをやろうということになった。


 こうしたイベントを催すこと自体は、私は嫌いではない。
 ただ、できれば私は裏方で会場を設営したり、バーベキューの
 火をおこしたりしている方が、性に合っている。

 

 

 先週は、ビジネスパートナーの方からあるパーティに招待された。
 政治家や高級官僚の方も多く出席された盛大なパーティーだった。
 (こちらの費用は1万円だった)


 正直、こうした正式のパーティーは苦手である。
 特に立食パーティーは苦手だ。

 食べて、名刺交換をして、人と話をして、人の話を聴く・・・
 そのタイミングがいつもうまくいかない。

 政治家や官僚はうまい間合い、パーティーの隅々までわたり
 あるいているのを見ると、これもひとつの芸なのだなと
 つくづく感心してしまう。


 結局、一部の人としか、知り合えない。
 ほとんど名刺交換できない。
 食べ物にもほとんど手がつけられない。


 いつもそんなパターンである。


 まあ、それはそれで仕方がないと割り切っている。

 こうしたパーティーの場で、本物のビジネスが展開するとは
 どうしても思えないからである。

 やはり、本音で話をするのは、もっとプライベートな
 空間だろうと思う。


 その本音で話す空間を確保することができれば、
 人間同士の付き合いとして深みがます。

 

 そういう意味では、ホームパーティも悪くない。
 そんな印象を今回は持った。

 

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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ くつろげる空間 ★★★

 <キーワード>
   ・ご近所の皆さま、お騒がせしました
   ・開放的なプライベート空間を演出しよう!
   ・本音で語れる友達の輪
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郡上おどりin青山 [感謝!]


週末の夕方、かみさんとデートに出かけた。
二人でデートなんて何年ぶりだろう?
もしかすると結婚してはじめてかもしれない。

目的地は、東京。
港区青山にある梅窓院(ばいそういん)の境内である。

ここで毎年、この時期に郡上おどりが開催されているのだ。


題して、「第14回 郡上おどり in 青山(2007)」


むかし郡上の殿様が「青山氏」であった所縁で、
この青山氏の菩提寺である梅窓院で毎年、
本場の郡上おどりが開催されている。


毎年、郡上の知人から郡上おどりのポスターやら
パンフレットを送っていただいているのだが、
今年はかつてわが家族が郡上で暮らしていたときに
大変お世話になった方々も上京されると聞いて、
この催しに参加することにした。

おどりは17時から開催されると聞いていたので、
その時間に合わせてと青山に向った。

地下鉄銀座線の神宮外苑駅を降り、地上に出ると、
そこが梅窓院の境内への入り口になっていた。

いきなり、のぼりや提灯に「郡上おどり」の
懐かしい文字が目に飛び込んできた。

50m程度両側を竹に囲まれた石畳を歩いていくと、
これまた懐かしい郡上おどりの囃子が聞こえてくる。

IMG_5448.jpg


我々が境内に入ったときが、まさに郡上おどりの
スタートする絶好のタイミングだった。


  郡上のなあ~~、
  八幡出てゆくときは、
  ああそんれんせえ~~


と名調子で「かわさき」でおどりが始まった。

IMG_5456.jpg

IMG_5452.jpg

「三百」や人気の「春駒」が流れ、
踊りの輪が見る見る間に広がってゆく。


しばらくして、郡上から東京見物を兼ねてやってきた
懐かしい顔ぶれと久しぶりのご対面・・・

変わらぬ笑顔とコテコテの郡上弁で、一気に10年前の
郡上での楽しい想い出にタイムスリップしていた。

IMG_5450.jpg


やはり、私の第二のふるさとは、
間違いなく郡上であると実感した。


それにしても大都会のビルの下で行われる郡上おどりが、
かくも盛大だとは思っても見なかった。
みんな、楽しげにそして真剣に踊っている。

IMG_5453.jpg


老若男女、国籍を超えて、踊りの輪が広がっている。

IMG_5455.jpg


日本の古き良き伝統文化は、脈々と受け継がれているのだ。
なんだか、そのことを目の当たりにしただけでも、
元気なエネルギーを頂いた気がする。

IMG_5457.jpg


隣接された物産展でお土産を買い、
かみさんと青山で夕食に蕎麦を食べ、
楽しいひとときを過ごすことができた。



これまた感謝!!である。



でも、やはり本場の郡上で徹夜おどりを堪能したい!

IMG_5463.jpg

今年の夏は、郡上八幡を目指したいと思う。

というわけで、私のリスニングルームも郡上おどりの
雰囲気を醸し出しているのだ・・・(笑)

IMG_5460.jpg

IMG_5462.jpg

この趣味の良さ、わかるかなあー?
わかんねーだろーなあ~ (大笑)



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<和尚のひとりごと>
  ★★★ 七両三分の春駒、春駒・・・ ★★★

<キーワード>
  ・浴衣姿はいいねえ
  ・団扇も涼しげです
  ・でも、やっぱみたらし団子を食べたい!!
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風乾棚の製作 [趣味]

昨日の夕方、少し早く会社を退社し、
ホームセンターに立ち寄って電気製品や棚など、
お目当てのものを購入した。

この週末の作業の一つの楽しみである。
日曜大工の下ごしらえのためである。

今週末の製作品は、「風乾棚」である。

湿った土などをいち早く乾燥させるための
棚を手作りするのが、今回のテーマである。

購入したものは、以下のとおりである。

 乾燥・除湿機 約2万円
 スチール製の棚 約5千円
 コンパネ板 約2千円
 カーテンレール 約3千円
 ビニールシート 約1千円
 その他雑品 約1千円
 合計    3万2千円

これで何を作るのかというと・・・

IMG_5394.jpg

そう、こんな感じのものを手作りしてしまおうというわけである。

こうした実験器具や装置をメーカーから購入すると、
すぐに十万円二十万円としてしまう。

なので、同じものを手作りしてしまおうというわけである。

私は学生時代からこうした実験装置や器具を作ることには
慣れており、手作りで試作品を作っては、改良を加え、
より良い装置に仕上げていくのが得意なのである。

というわけで、金曜日の夜から作業の準備をし、
土曜日の午前中にかけてつくり上げたのが、
これである。

じゃーーーーーん!!

IMG_5459.jpg

ちょっと見映えは、メーカー製品より悪いが、
使い勝手はかなりよさげである。

今朝、100円ショップに行って、小物の道具も買い揃えた。

これで3万円台はかなりお値打ちだと思う。


というわけで、好天に誘われて、今週末も
各種の作業が進みそうである。

 


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風乾作業 [仕事師]



この週末は好天に恵まれた。

本当に恵みの太陽である。

実は、この週末にあるところからの仕事で、
土を乾かす作業を依頼されたのだ。

梅雨に入ってしまったため、
どうなることやらと思っていたのだが、
この天気に救われた。

雨が降れば、最低2~3日かかる作業が、
この絶好の天気に恵まれて、1.5日で済んだ。

それでも気がつけば、もう日曜日の夜・・・

でもまあ、仕事がはかどってなによりだ。


この天気に感謝・感謝・大感謝である。

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IMG_5388.jpg

風乾試料の出来上がり!

このあと計量して、袋に詰める作業がまたひと手間なのである。


【閑話休題】

天気がいいので、サラダもぐんぐん育つ・・・

ほらこのとおり・・・

IMG_5391.jpg


明日もいい日でありますように

合掌

 

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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ お天道様のおかげです ★★★

 <キーワード>
   ・やっぱ晴れです
   ・梅雨はいずこへ?
   ・父の日の作業は、自然体で・・・
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10年前の手帳 [和尚生活]

 

 最近、天候が安定しない。
 先週は、ずっと大雨や雷の注意報が出ていたのだが、
 うまい具合に雷雨に遭遇せずに済んだ。

 だが、今日はまともな雷雨に見舞われた。
 あたりが真っ白になるほどの大雨だった。

 かつて建設現場で工事管理の仕事に従事していたとき、
 こんな雨が降れば、現場のパトロールや発注者への報告など、
 ピンと張り詰めた緊張感が走ったことを思い出す。

 学生時代に山登りをしていたときも、こんな荒れた天候の中で、
 目的地に向うか、引き返すか、これまた緊張感のなかで
 大自然と対峙していた気がする。

 より自然に近いところでの生活が、人間という動物の本能を
 呼び起こすのかもしれない。

 このいつもとは異なる自然の気配・・・
 緊張感とともに、実は一種の安堵感のようなものが芽生える
 不思議な感覚が自分の中にある。

 

 大雨であたりの雑音がかき消され、雨音の中で
 バッハの「マタイ受難曲」(カールリヒター指揮)を
 大音響にして聞いた。

バッハ:マタイ受難曲

バッハ:マタイ受難曲

  • アーティスト: リヒター(カール), ミュンヘン・バッハ(合), テッパー(ヘルタ), ヘフリガー(エルンスト), ミュンヘン・バッハ管弦楽団, バッハ, ゼーフリート(イルムガルト)
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 1991/09/25
  • メディア: CD



 荘厳な雰囲気に包まれて、いま大自然との接点を
 音楽と雨音に見い出している。


 バロック音楽を聞き出したのが、いまから10年ほど前。

 そのころ、私は本当に大自然に包まれた環境の中で、
 充実した毎日を送っていた。

 

 今度はバッハの無伴奏チェロ組曲を聴きながら、
 10年前の手帳を引っ張り出してみた。

バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)

バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)

  • アーティスト: カザルス(パブロ), バッハ
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 2000/11/08
  • メディア: CD



 6月1日(日)
  朝、亀尾島(きびじま)川と大栃川の出合であまご1(大)
  午後は家族で大滝鍾乳洞へ

 6月14日(土)
  六厩川 あまご2、いわな2
  平瀬温泉下(庄川) 0(ちっちゃい、やまめばかり)
  庄川、新淵 やまめ1 いわな1
  庄川と御手洗川の合流点で雷雨(中断) やまめ1 ます2

 6月20日(金)
  名古屋で学会発表。
  台風7号通過。

 6月22日(日)
  弓掛川 いつもの谷 金山~小川地区 あまご11 いわな3
  和良村(土京温泉)~岩屋ダム~金山の森~明宝豆腐屋

 6月29日(日)
  牛道川 いわな10 あまご10

 ・・・



 雨も峠を越したようである。

 10年後に、いまの自分を振り返ってみて、
 充実した日々だったといえるよう、
 毎日を精一杯生きたいと思う。


 いい気分転換の雷雨であった。

 


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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 静けさの中で・・・ ★★★

 <キーワード>
   ・たまには雨もいい
   ・6月の渓流釣りは最高!
   ・大自然に包まれて
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ストックとフロー [和尚生活]



 雑誌や書類、郵便物など、捨てないで溜めておくと、
 知らない間にとんでもない量のストックを抱え込むことになり、
 その処分に大いに苦労することになる。

 広いスペースがあったり、あるいは散らかった書類物を整理して
 くれる秘書があるなら別かもしれないが、現実はそうもいかない。

 人間の頭の中に一時的にストックできる容量は、それほど多くない
 と思うので、必要な知識や情報をいかに効率的にストックし、
 要らないものを捨てるかという技術が重要な問題になる(と思う)。


 要は、いかに手際よく捨てるかが重要なポイントである。

 直感的に要らないと思ったものを思い切って捨ててしまう。
 これができればしめたものなのである。


 それができないと、無秩序にモノは溜まっていく。。。


 時間の使い方とモノの整理は、よく似ている。


 この週末は時間とモノを整理する余裕をもてなかったので、
 いま、かなりストレスが溜まっている。

 だが、睡眠不足はもっとストレスを溜めることになるから、
 今日はこのぐらいにして、これから一杯飲んで寝ることにしよう。


 明日からの出張に備えて、いろいろ準備することもあるし・・・

 

 ストックとフローについて、まだまだ改善の余地がありそうである。

 

 

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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 時間よ、止まれ! ★★★

 <キーワード>
   ・土日の作業が差をつける
   ・ストレス発散には整理整頓がイチバンだ!
   ・睡眠時間はケチってはいけない
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二日酔いと草むしり [趣味]

 

 二日酔いである。

 昨夜はある三つ企業のコアメンバーを引き合わせ、フリー
 ディスカッションしたあと、そのメンバーと一杯やった。

 一杯のはずが、イッパイやってしまった(反省)

 でも得るものはとても大きかった。

 自分のやってきたことやこれからやっていくことの
 方向がはっきり見えたと思う。


 というわけで、二日酔いなのである。


 本当は来週月曜日と火曜日の二日分の出張準備を
 この土日で行なおうと思っていたのだが、正直、
 この体調では、とても仕事に集中できない。

 

 そこで、午後から草むしりで体を癒すことにした。

 

 前にもどこかで書いたように思うのだが、
 私にとって草むしりや土いじりは、まさに癒しの作業なのである。

 草を土から抜く。
 これが快感なのである。

 特に、根がごっそり抜けたときは、
 エクスタシーを感じてしまうほどだ。

 草むしりをして、昨年に続きサラダガーデニングをやり、
 水撒きをしていたら、もう夕方である。

IMG_5331.jpg

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IMG_5336.jpg

 明日は、今日の分も含め、仕事に集中したい。


【業務連絡】

例のどんぐりも芽が出てきました!

IMG_5315.jpg

IMG_5326.jpg

以上、業務連絡終わり!


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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 飲みすぎ注意! ★★★

 <キーワード>
   ・どくだみはくさいが、これも快感!?
   ・二日酔いには庭弄りがイチバン!
   ・パセリもあるでよ!
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カラヤンとステレオ [趣味]

 

 「カラヤンとフルトヴェングラー」という本を読んだ。

カラヤンとフルトヴェングラー

カラヤンとフルトヴェングラー

  • 作者: 中川 右介
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2007/01
  • メディア: 新書

 私の音楽遍歴の中で、カラヤンはちょっと別格の存在である。
 その出会いは、おそらく小学校の五年か六年のころだったと思う。

 当時の私は、まだビートルズの存在も知らない。
 音楽などに興味があるわけでもなく、運動というか遊びが
 毎日の放課後の最大の娯楽であった。
 
 ただ歌謡曲だけは、そこそこ聴いていたように思う。
 丁度、尾崎紀世彦がレコード大賞をとり、小柳ルミ子や 南沙織、
 それに天地真理がお茶の間を賑わしていたころの頃である。


 私には、3つ年上の兄がいる。

 その兄が中学校に入り、クラシック音楽が趣味になったという。
 レコード芸術とかFMファンとかいう雑誌を買ってきては、
 食い入るようにそれを読んでいた。

 そして、何を血迷ったか、ステレオが欲しいと言い出したのだ。

 それからどんな経緯があったのかよく覚えていないが、
 わが家でステレオを購入することになった。

 当時はまだ、兄と私は同じ部屋で二段ベット暮らしをしていた。
 その狭い部屋にデッカイステレオが入ってきたのだ。

 当時は、まだシスコン全盛の前だった。
 もちろん、ミニコンポもない時代である。

 馬鹿でかいスピーカーが2つ、そして中央にアンプと
 チューナー、それにレコードプレーヤーが一体に組み込まれた
 コンポーネントステレオ(確かコロンビア製だったと思う)・・・

 こいつが、我が物顔で私の(というか兄との共同)部屋に
 入り込んできた。

 

 ・・・・

 

 大喧嘩となったことは言うまでもない。

 小学校の私にとって見れば、音楽だの芸術だの、
 ましてステレオなんて全く興味がなかった。

 その日から、私の暮らしは2畳弱の祖母の納戸に移動した。
 自分の個室へのこだわりというか、欲望はこのときに生まれた
 といっていい。

 自分だけの部屋、そして書斎・・・
 その原点はここにあったのだ。


 さて、納戸に移ってからの話もいろいろあるが、
 ここではステレオの話である。

 学校から戻ってくると、兄の部屋ではいつもクラシック
 音楽が鳴り響いていた。

 そんなある日、兄が留守だったときに、
 内緒でステレオを聞いてみることにした。

 まったくの興味本位であった。

 たまたま、スピーカーの上に置いてあったのが、
 カラヤン指揮のベートーヴェンの第九。
 もちろん、演奏はベルリンフィル。

ベートーヴェン:交響曲第9番

ベートーヴェン:交響曲第9番

  • アーティスト: カラヤン(ヘルベルト・フォン), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, ベートーヴェン, ペリー(ジャネット), バルツァ(アグネス), コウル(ヴィンソン), ダム(ジョゼ・ヴァン), ウィーン楽友協会合唱団, フロシャウアー(ヘルムート)
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 2002/09/25
  • メディア: CD

 これをそっとヘッドフォンで聞いたのだ。


 ステレオの立体感・・・
 そして臨場感・・・

 このときの衝撃と感動はいまだに忘れられることができない。

 この感動を何と表現したらいいのだろう。
 はじめてわが家にカラーテレビが来たときに見た
 「サンダーバード」の感動。

サンダーバード

サンダーバード

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • 発売日: 2006/04/01
  • メディア: DVD



 はじめて自分のお気に入りのシステム・コンポを購入したときに
 聴いた、ディープパープルの「ハイウェイスター」の感動。

ライヴ・イン・ジャパン

ライヴ・イン・ジャパン

  • アーティスト: ディープ・パープル
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2005/06/22
  • メディア: CD

 そしてこのカラヤンの第九。

 それはまさに「なんじゃあ、こりゃーあ!?」の世界であった。


 特に第四楽章の出だしの部分に感動した。
 何度も何度も繰り返し第四楽章を聞きたくて、
 そこにレコード針を落としたものだから、
 誤ってそこに傷をつけてしまった。

 しまったと思ったが後の祭りであった。
 プチッという傷の音とともに第四楽章が始まる。

 そのことは内緒にしてそっとレコードを元の位置に戻して、
 ステレオから離れた。

 その後、私も中学に入り、自分のステレオを購入した。
 といっても、小さなSONYのミニコンの走りのような製品だった。

 それでも嬉しかった。

 兄から例の第九を借りて毎日繰り返し聞いていた。
 お気に入りのビートルズとともに・・・

1962~1966

1962~1966

  • アーティスト: ザ・ビートルズ, ジョン・レノン, ポール・マッカートニー
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 1998/03/11
  • メディア: CD

1967~1970

1967~1970

  • アーティスト: ザ・ビートルズ, ジョン・レノン, ポール・マッカートニー
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 1998/03/11
  • メディア: CD


 兄は何も言わなかったが、おそらくレコードの傷のことは
 承知していたのだろう。


 それがまたトラウマになっている。


 いまではそのレコードは手元にない。
 でも、CDでカラヤンの第九を聴いていも、
 どうしてもその第四楽章に入るときに、
 「プチッ」という音が聞こえてきてしまうのである。

 カラヤンの第九とレコードの傷。
 それは感動とともにほろ苦い思い出でもある。


 そのカラヤンとフルトヴェングラーの激しいバトルを描いた
 「カラヤンとフルトヴェングラー」

 この週末は、ずっとベートーヴェンを聞きながら、報告書
 書きに専念した。

ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱つき》[バイロイトの第9/第2世代復刻]

ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱つき》[バイロイトの第9/第2世代復刻]

  • アーティスト: フルトヴェングラー(ウィルヘルム)|ベートーヴェン|バイロイト祝祭管弦楽団, ベートーヴェン, バイロイト祝祭管弦楽団/シュヴァルツコップ/ヘンゲン/ホップ/エーデルマン, シュヴァルツコップ, ヘンゲン, ホップ, エーデルマン|ベートーヴェン|バイロイト祝祭管弦楽団/シュヴァルツコップ/ヘンゲン/ホップ/エーデルマン
  • 出版社/メーカー: delta classics
  • 発売日: 2006/11/25
  • メディア: CD


 何かまた別の世界が開けたような気がしている。

 

 

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 <和尚のひとりごと>
   ★★★ プチッ、ジャーージャジャジャジャ・・・ ★★★

 <キーワード>
   ・LPレコードとCD
   ・カラヤンの演奏は薄っぺらか!?
   ・芸術家と職人
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人材考(ロボットと猿) [仕事師]

経営の王道という本を読んだ。

経営の王道

経営の王道

  • 作者: 飯田 亮
  • 出版社/メーカー: 中経出版
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 文庫

セコムの創業者、飯田亮氏が書いた経営の本である。

飯田氏についてはNHKのプロジェクトXでその存在を知り、
またいくつかの関連本を読んで以来のファンである。

ファンというよりも尊敬する、あるいは目標とする経営者と
言ったほうが適当だろうか。

本書の中で、セコムの企業風土として、異文化を持つ
多様な人材が集まるストレス(摩擦)によって、会社が
活性化される
ことを強調しておられる。

なんでも、セコムの役員構成の7割は、中途入社組みが
占めているそうだ。

異文化の人材という摩擦をうまく会社の活性化につなげて
いるという。このことを読んで、ますますセコムというか
飯田氏の経営手腕に羨望のまなざしをあつくしている。



先日、ある人から、別の人に対する苦情を持ち込まれた。

一方の人間からだけ話を聞いたのでは不公平と考え、
もう一方の話も聴くことにした。

詳細には触れないが、結局どちらも自分の育ってきた
会社環境の違いによるところが大きいというのが、
このすれ違いの生まれる原因だなと思った。

本人達にとっては非常に失礼な表現になってしまうかも
しれないが、正直に言えばそのとき私はこんな見方をした。

苦情を訴えられた人の行動は、非常に無機質なロボット
近いものがある。言われたことや立てた計画を着実に実行する
タイプである。そこが彼のいいところである。
ただ、守備範囲以外のことには手を出そうとしない。
他の人間がどれだけ困っていようと我関せず、
という態度をとる。

もうひとりの苦情を訴えた人は、感情に流されやすい熱血漢。
義理人情に篤く、これぞと思ったことはとことんやる。
しかも、その捌き能力はまさに職人技である。
ただ、情に篤い分、感情がときどき爆発する。
私は、彼のことを職人猿と呼んでいる。

上司の顔色ばかり伺う的な人間など、
さまざなな人間が世の中にいるのだが、
そんなことばかり書いていると人権侵害になって
しまうので、これ以上の表現は差し控える。

それぞれの方の育った社会(会社)環境は大きく異なるのは確かだ。
そしてそれぞれの価値観も全く異なると言っていいようだ。

そんな犬や猿、そしてロボットが同じ会社内で
うまくやっていけるのだろうか・・・

最近まで、ロボットや猿、そして犬はそれぞれ仲良く
やれるわけはない。だから仕事もうまく行かない。
そう考えていた。


しかし、飯田氏の意見はそうではなかったのだ。
飯田氏によれば、
異文化によるストレスをうまく活性化につなげよ!
というわけである。


こんなことを書いていたら、西遊記のイメージが浮かんできた。

猿も孫悟空になれ(すれ)ばいい。
そして、経営者になるためには、三蔵法師のようにならねばと。



和尚としての修行道・・・

天竺までの道のりは遠く、険しい。


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